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代表合宿7日目、練習試合後の選手コメント

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 6月3日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(埼玉)に向けて埼玉合宿中の日本代表は31日、非公開で立正大と練習試合(45分ハーフ)を行った。日本サッカー協会広報によると、選手一人は最大で45分間プレーし、6-0で勝った。

以下、練習試合後の選手コメント

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―準備は順調か?
「いい感じだと思います」
―試合3日前に練習試合を行った意図は?
「練習で今までやってきたことを出すのと、対オマーンの戦術の確認の意味があったと思う」
―前回の最終予選は2試合に途中出場しているが、イメージは?
「始まってみないと細かいことは分からない。自分がプレーした試合は、しっかり勝ち点を取る、勝ち切ることをテーマにやっている。それを実践したい」
―中心選手として相手のマークも厳しくなるが?
「どんなときもそうだけど、チームにしっかり貢献して、得点に絡めるようにしっかり準備したい」
―攻撃のポイントは?
「しっかりつなぐところとカウンターを使い分けて、状況に応じてベストチョイスを選択できれば」
―高い位置でボールを回すことも大事?
「そういうことにトライする試合にもなるけど、当然、結果が一番大事。トライするところと結果にこだわるところのバランスだと思う」
―相手は引いて守って来るが?
「相手には何人か速くて技術のある選手がいる。人数をかけずに、シンプルに僕らの弱点を突いてくると思う。取られたあと、攻撃したあとに気を付けて、カウンターに備えたい」
―ゴールを取る自信、勝利する確信はあるか?
「なければサッカーをやってない。しっかり試合に向けて準備を整えたい」
―最終予選に向けての意気込みを。
「自分たちのサッカーをしっかりやること。ありきたりのコメントかもしれないけど、それが大事になる。難しいときこそ、ブレずにやることが大事。(6月の)3試合がどうなるか分からないけど、3勝目指してがんばります」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―試合前に練習試合を行ったが?
「よかったところもあれば、悪かったところもある。追い込んでいるというか、練習量もあるし、体の疲れと頭の疲れもあったと思う。残り2日で切り替えないといけない。疲れを言い訳にするわけではないけど、パス&ゴーをしなかったり、ボールを出して止まっている場面が多々あった。そういう形を本番でやったら、引いてくる相手を崩せない。体もだけど、頭の準備もしたい」
―ミーティングでオマーンの映像を見たそうだが?
「引いてくるのもあるけど、そこからのカウンターとか、ロングボールを蹴ってくるので、その対応をしっかりしないといけない。(3次予選で)オーストラリアにも勝っている。簡単には勝たせてくれない」
―頭の疲れというのは?
「海外組はシーズンが終わったばかりで、体のコンディションにも頭のコンディションにもバラつきがある。今回は(合宿が)長いので、多少私生活でのストレスもある。どこかでリフレッシュしたいけど、オマーン戦までは残り2、3日なのでしっかりやっていかないといけない。どこかで選手と話したり、監督とも話したい」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―相手の特徴を想定した練習試合だったのか? 監督からの指示は?
「監督からの指示は特になかったが、映像で見た相手(オマーン)のストロングポイントは頭に入れてやった。注意するところは注意しながらやれればいいかなと思っている」
―アゼルバイジャン戦は出なかったが、久しぶりの代表戦ということで変化を感じたことは?
「特には感じないですね。ほとんど一緒のメンバーなので確認する程度で十分だと思う。相手の特徴を頭に入れながらこのまま順調にいければいい。コミュニケーションも取れている。今日のゲームのように、オマーン戦もそういう形が取れればいいかなとは思います」
―攻撃パターンとして、ボランチの位置から2列目の選手への意識は?
「極力、相手の嫌なところで彼らがボールを持てば、得点にもつながると思うし、逆にそれを利用して自分たちがフリーになれることもある。素早くボールを回しながら、相手の危険なエリアにどんどんボールを運んでいければビッグチャンスがつくれるんじゃないかなとは思っています」
―次で出場数が歴代2位タイになるが?
「積み重ねでここまで来ているので、ありがたく思っている。でも今は試合に集中することしか考えていない。数字は終わったときに残ればいい」

●FW宮市亮(ボルトン)
「合宿もだいぶ経ったので、いい感じでやれている。周りも僕を生かそうとしてくれている。第一プライオリティーとして、チームのために何ができるかというのを考えながらやっている。日本のためにW杯の切符を取らないといけない」
―本番3日前の練習試合だが、疲れは?
「ちょっと重いかなというのはある。でも3日あるので、疲れも取れて、本番までにはいい感じになる」
―いよいよW杯予選が始まるが?
「小さいころからの夢だった日本代表でプレーできる。日本代表の誇りを持ってプレーしたい」

●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
「動きと連係を合わせて、相手のオマーンを意識しながらやった。何が起こるか分からないのがアジア予選。失点したらやりにくくなる。1回でもやられたらというリスクマネジメントも必要になる」

●GK川島永嗣(リールス)
―今日の練習試合は?
「実際のゲームでしかできないこと、相手を想定しながらやった」
―確認したかったことは?
「試合が近いので相手のイメージであったりとか、逆にどこまで自分たちの形を出せるかというのを考えました」
―最終予選はいきなり3連戦だが?
「自分たちの中では次の試合(オマーン戦)に集中しているが、一人ひとりの意識にはもちろんあると思う」

(取材・文 西山紘平、児玉幸洋)

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