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追加招集のMF高田がU-16代表候補唯一のゴール

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[6.20 親善試合 U-16日本代表候補1-1Aspire academy]

 追加招集でメンバー入りしたMFが持ち味を活かしてアピールした。MF高田和弥(C大阪U-18)は当初、今回のU-16日本代表候補合宿メンバーに入っていなかったが、流通経済大柏高のMF青木亮太の負傷に伴い、緊急招集。すると、20日の親善試合ではチーム唯一の得点をたたき出した。

「教えてもらったとおり。タイミングよく抜けることができた」という高田は前半39分、MF塚田士文(F東京U-15むさし)のスルーパスでタイミング良く抜け出すと「GKとの1対1は苦手。あまり入らないです」というGKとの1対1を冷静にゴール右隅へ流し込んで先制ゴール。なかなか効果的な崩しができず、チームの攻撃が行き詰まっていた中で、貴重なゴールを挙げた。

 ディフェンスラインの背後へ飛び出す動きは自信を持っている武器。ゴールの場面だけでなく、左右両サイドでのスペースへの飛び出しや、PAへ強引に切れ込むなど思い切った仕掛けでも存在感を示した。「ここで、セレッソの代表としてしっかりプレーできればいい」と語るMFはAFC U-16選手権、そして同大会で4強に入れば出場権を獲得するU-17W杯への意欲も増した様子。「今まで考えたことなかったんですけど、大きな大会ですし、出たいと思いました」。

 まだまだ代表候補の中で上位にいるとは言いがたい。それでも「チームのために動くこと。代表となった誇りを持たないといけない。日の丸を背負って戦うことへの誇りを持って戦う」と誓う高田はあきらめずにU-16代表入りへのアピールを続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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