日本女子代表(なでしこジャパン)のFW安藤梢が代表合宿初日となった9日、30歳の誕生日を迎えた。練習後には報道陣からもケーキを贈られ、「なでしこで誕生日を迎えられて幸せ」と満面の笑みを見せた。

　昨年の誕生日は女子W杯の真っ只中で迎え、誕生日当日が準々決勝・ドイツ戦だった。「若いころは誕生日をなでしこで迎えることがなかった。2年連続で迎えられてうれしい」と喜び、女子W杯での世界一から始まった29歳を「最高でした」と振り返った。30歳となって迎えるロンドン五輪。新たな1年のスタートに向け「オリンピックという大きな大会があるので、またみんなで表彰台に上りたい」と決意を新たにしていた。

　また、昨季までドイツのデュイスブルクでプレーしていた安藤だが、来季の所属先は決まっていないという。欧州でプレーを続けるか、古巣である浦和レディースへの復帰も視野に入れているそうで、「できれば五輪に行くまでに決めたいけど、気持ちはなでしこに向かっているし、五輪が終わってからでもいい」と、悩める胸中を明かしていた。

(取材・文　西山紘平)

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