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DF岩清水が4か月ぶり復帰へ、時間限定で起用か

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 日本女子代表(なでしこジャパン)のDF岩清水梓(日テレ・ベレーザ)が11日に東京・国立競技場で行われるオーストラリアとの壮行試合で約4か月ぶりの代表戦復帰を果たしそうだ。4月のキリンチャレンジ杯、6月のスウェーデン招待と、いずれも故障のため不参加となった守備の要は10日の前日練習もフルメニューを消化。「出さないでいようかと思っていた」という佐々木則夫監督だが、その順調な回復ぶりに「少しなら使える状況かなと思う」と時間限定で起用する考えを示唆した。

 スウェーデン遠征前の国内合宿で左足首を負傷し、今月8日に行われたなでしこリーグ杯で実戦復帰を果たしたばかり。左足首の状態を見ながら、心肺機能などコンディションを上げていく段階だが、数少ない公式戦の機会を生かさない手はない。岩清水自身も「無理はできないけど、気持ち的には連係の部分や試合勘を取り戻したい」とオーストラリア戦に意欲を見せている。

 この日の練習は前線からの守備の確認が主なテーマ。「私にできることは、味方をどう動かすかのコーチング。そこは積極的にやった」と、DFリーダーとして存在感を発揮した。「ヨーロッパに行くときには元の自分というか、自分のことよりチームのことを考えられるようにしたい」。代表戦出場となれば3月7日のアルガルベ杯決勝・ドイツ戦以来、126日ぶり。ロンドン五輪に100%の状態で臨むため、まずは国立のピッチで完全復活への第一歩を記す。

(取材・文 西山紘平)

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