beacon

3万人がため息…関塚監督「こういう試合をしたら勝ち点を失う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.11 キリンチャレンジ杯 U-23日本代表1-1U-23ニュージーランド代表 国立]

 3万人を超える観衆からため息が漏れた。ロンドン五輪に弾みを付けたい壮行試合。後半26分にFW杉本健勇のゴールで先制しながら終了間際にミスから痛恨の失点を喫し、1-1のドロー。あまりにも後味の悪い幕切れだった。

「内容的にはできた部分、課題が残った部分があった」。そう振り返った関塚隆監督は「これから大会に入っていく中で、こういう試合をしていたら勝ち点を失うことになる。しっかりチームとして締めてやっていきたい」と厳しい口調で言った。

「ハーフタイムにも『決めるべきところで決めないといけない』と話していたし、1点取ったあとも追加点のチャンスがあった」。シュート数は19本対2本。再三、追加点のチャンスをつかみながら決め切れなかった。

 そして後半ロスタイムにミスから失点。「後ろで回そうとして、本当は前に押し込んだ形で運んでいくべきところで、みんなが後ろでやりすぎて、走らなかった。そこはしっかりチームとして修正していかないといけないし、チーム全体の問題だと思っている」。試合後の壮行セレモニーでは「世界を倒してきたい」とサポーターの前で宣言した関塚監督だが、今のままではその言葉にも説得力がない。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ロンドン五輪特集ページ

TOP