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PKで1ゴールも遅延でイエロー…田中陽「やられたって感じ(笑)」

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[8.19 U-20女子W杯A組 日本4-1メキシコ 宮城ス]

 果敢にゴールを狙った。ヤングなでしこのエースとして期待されるMF田中陽子(INAC神戸)は後半開始から出場。MF柴田華絵に代わってトップ下に入った。「攻撃のリズムをつくれ。DFラインとボランチの間のスペースを狙え」(吉田弘監督)という指示どおり、積極的にメキシコゴールに迫ると、後半44分にはFW田中美南が倒されて獲得したPKを決め、とどめを刺した。

 今大会には招集されなかった2大エースがいる。先のロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンのFW岩渕真奈、この世代のエースとしてチームを牽引してきたFW京川舞。いわば“飛車角抜き”のチーム状態で、田中陽にかかる期待と重圧は計り知れない。

「1点は取りたかったので、(PKは)蹴りたいと言いました。ミスが多かったので、ミスがなければ(今日のプレーは)まあまあでした」。4得点で大勝しながらも、満足できる出来ではなかった。

 後半27分に遅延行為で警告を受けたシーンを問われると、「何で警告を受けたのか、分からなくて。走ってコーナーまで行ったんですけどね……。あらら、やられたって感じです」と苦笑いだった

 次戦は22日。この日、スイスに2-1で勝ったニュージーランドと対戦する。「(10年の)U-17(女子W杯)のときに戦って6-0で勝っているので、体格は大きいですけど苦手なイメージはないです」。“ポスト澤”として期待される19歳のアタッカーから目が離せない。

(取材・文 奥山典幸)

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