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9/4A代表練習後の選手コメント

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 6日のキリンチャレンジ杯・UAE戦(東北電ス)に向けて新潟合宿中の日本代表は4日、新潟県内で非公開練習を行った。この日からMF本田圭佑、FW香川真司ら海外組9人も合流し、23人がそろったが、DF長友佑都は右足首痛のため別メニューで調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(マンチェスター・U)
―プレミアリーグで3試合を戦ったが?
「新鮮な戦いを送れている。さらに成長できると感じている段階。まだまだプレミアのフィジカルには課題を感じている。そこに順応する必要がある。球際は激しいし、そういうところは違う」
―フィジカルの面以外で感じていることは?
「毎日が新鮮で、チーム内だけでも競争が激しい。1試合で評価、立場が変わる。1試合1試合結果を残さないといけない。そういう環境に自分を置くことでリスクもあるけど、そういうところで戦えていることは充実している」
―8月15日のベネズエラ戦の反省も生かす?
「前回とはまったく違う。W杯最終予選だし、ホームでやる。絶対に勝たないといけない」
―課題は?
「攻撃の崩し、最後のフィニッシュ。形一つにしても、もっともっと連係を高めていく必要がある。チームをつくり上げていく難しさはある。毎日毎日の練習が大事になる」

●DF酒井高徳(シュツットガルト)
―今日から代表合流となったが?
「移動の疲れもそんなに感じていないし、リフレッシュできている。こうやってメンバーに選ばれたことをうれしく思っている。これを続けて、どんどん残っていきたい」
―今回は出場停止の内田もいないが?
「左右どっちもできるし、どっちでも準備している。サッカーでは何があるか分からない。しっかりアピールして万全の準備をしたい」
―UAEの印象は?
「年代別でしかやってないけど、技術があって、カウンターも鋭い。アジアの中でもうまい印象がある」
―どんなプレーを見せたい?
「自分にできることを出すだけ。特長は攻撃なので、自分はこういうことができるというのを見せつけたい」
―イラク戦に向けては?
「大事な試合なので、チーム一丸となって乗り越えないといけない。攻守に日本らしいサッカーができれば勝てると思う」
―日本の気候は?
「暑いですね。湿気もあるし、汗が出る。でも新潟は懐かしいですね」
―ロンドン五輪を経験してA代表への気持ちは変わった?
「レベルが高いし、こういうところでできることはプラスになる。1回でも多く呼ばれて、いろんなことを吸収して、次につなげたい」
―週末のバイエルン戦に先発したが?
「ブンデスリーガは今季初出場で、相手もバイエルン。最初は硬かったけど、時間が経つにつれて慣れた。ただ、体のキレを出せなかった。動きの部分で難しいところがあった。自分のところから取られて失点したので、悔しい気持ちがある」
―ドイツ代表入りも考えているというドイツでの報道があったが?
「僕は言ってません。そういうことを聞かれたのは事実だけど、オプションだとか気持ちが揺らいでいるとかは一言も言ってない。そういう話は光栄だと答えただけ。4週間、オリンピックに行って、コンディションが上がらなかったのは事実としてある。そういう意味でチームに入っていくのが難しいと言っただけで、それを向こうの人が『ドイツに気持ちが向いている』と連想して書いた。日本代表に不満なんてまったくないし、本当に日本代表に残っていきたいと思っている。オリンピックを戦った仲間もいる。あっちに行く、こっちに行くなんて言えるわけない」
―試合に出ればこういう話もなくなるが?
「試合に出してください(笑)」

(取材・文 西山紘平)

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