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プレミア3試合に先発し代表合流、香川「さらに成長できる」

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 6日のキリンチャレンジ杯・UAE戦(東北電ス)に向けて新潟合宿中の日本代表は4日、新潟県内で非公開練習を行った。この日からFW香川真司(マンチェスター・U)ら海外組9人も合流。プレミアリーグで開幕から3試合連続で先発出場を続ける香川は「新鮮な戦いを送れている。さらに成長できると感じている段階」と、長距離移動の疲れも見せず、充実した表情を浮かべた。

「まだまだプレミアのフィジカルには課題を感じている。そこに順応する必要がある。球際は激しいし、そういうところは違う」。ブンデスリーガで2シーズンを過ごした香川にとっても、プレミアリーグ、マンチェスター・Uでの日々は刺激に満ちている。

 8月20日のエバートンとの開幕戦(0-1)はフル出場。同25日のフルハム戦(2-1)では初ゴールも決めた。しかし、9月1日のサウサンプトン戦(3-2)は失点に絡むなど1-2の後半16分に交代。チームは香川が退いてから逆転したが、現地紙は香川に厳しい評価を付け、マンチェスター・イブニングニュースは「夢から覚めた」などと評した。

「毎日が新鮮で、チーム内だけでも競争が激しい。1試合で評価、立場が変わる。1試合1試合結果を残さないといけない」。そう覚悟を語る香川は「そういう環境に自分を置くことでリスクもあるけど、そういうところで戦えていることは充実している」と前を向く。熾烈な競争を勝ち抜く自信もあれば、厳しい環境だからこそ自分自身がさらに成長できると確信している。

 UAE戦、11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)に向けては「攻撃の崩し、最後のフィニッシュ。形一つにしても、もっともっと連係を高めていく必要がある」と力説。世界最高峰のクラブでもまれ、さらなる進化を遂げようとしている背番号10がザックジャパンを牽引していく。

(取材・文 西山紘平)

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