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カズ擁するフットサル日本代表、世界王者ブラジルに3-3でドロー!!

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[10.24 フットサル国際親善試合 日本代表 3-3 ブラジル代表 代々木第一体育館]

 11月1日に開幕するフットサルW杯に出場するフットサル日本代表は24日、フットサル・ブラジル代表と親善試合を行った。前半を2-1とリードして折り返した日本だが、後半に入り、一度は逆転を許したが、直後に同点ゴールを挙げて、3-3と試合を振り出しに戻す。その後も猛攻を見せたブラジルだが、GK川原永光が攻守を連発。得点を許すことなく、過去に一度も勝利、引き分けのなかったブラジル戦で3-3の引き分けを演じた。

 日本代表のスタメンはGK川原永光、FP小宮山友祐、FP星翔太、FP木暮賢一郎、FP逸見勝利ラファエルで、注目のFP三浦知良はベンチからのスタートとなった。

 キックオフ直後にFP逸見勝利ラファエルがシュートを放つなど、日本代表は立ち上がりから積極的に攻める姿勢を見せる。前半3分には左サイドを突破した逸見が右足を振り抜き、先制点を決める。同4分にはセットを代えて、FP三浦知良、FP北原亘、FP森岡薫、FP村上哲哉がピッチに入った。ピッチに入った直後、三浦は左サイドを抜け出し、シュートを放ち、会場を沸かせる。

 世界王者のブラジル代表も、徐々に圧力を掛けて日本のゴールに迫っていく。しかし、GK川原永光が体を張った守備を見せて、同点ゴールを許さない。同8分には、縦パスを2本つなぎ、最前線へ抜け出したFP小宮山友祐が、FP星翔太が2対1のチャンスをつくるが、小宮山のパスはDFにクリアーされた。

 ボールを保持するブラジル、速攻の機会をうかがう日本と、互いの戦い方が明確になった前半16分、ブラジルが華麗なパスワークを見せて、FPフェルナンジーニョのパスをFPネトが決めて、2-1と1点を返した。

 ブラジルもFPシミを中心にパスワークと個人技を織り交ぜた攻撃を見せる。しかし、日本はGK川原永光がビッグセーブを連発し、ブラジルに得点を許さない。このまま、2-1と日本が1点をリードして、前半を折り返す。

 後半に入り、日本は前半以上に細かく選手交代をしながら、プレッシングを緩めない。それでも、ブラジルは個々の能力の高さを生かした攻撃を見せる。後半4分には、シミがゴール中央でタメをつくると、走り込んだFPアリにパス。アリがGK川原の頭上を抜くループシュートを決めて、2-2に追い付かれた。

 その後も日本は押し込まれるが、GK川原の好守、相手のシュートが右ポストを叩くなど、得点を許さない。後半11分にはロドリゴにFKを直接決められて、この試合で始めてリードを許す。それでも、その直後にはCKからFP小曽戸允哉がゴールを決め、再び3-3のイーブンに戻した。

 集中を切らさずに守る日本は、残り4分57秒で、ファウルが5つ目を数えてしまう。次のファウルからブラジルに第2PKを与えてしまう状況に立たされた。5ファウル、体力の消耗により、少しずつ寄せが甘くなる場面が増え、フリーでシュートを打たれるが、GK川原が立ちはだかった。最後までブラジルの攻撃をしのいだ日本は、3-3と引き分けた。

(取材・文 河合拓)

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