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「コンディションは上がってきている」香川は、イラク戦トップ下で輝けるか?

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 日本代表は11日にイラクとW杯アジア最終予選を戦う。ドーハに入った7日以降、MF本田圭佑は別メニューでの調整が続いており、明日の試合ではMF香川真司のトップ下起用が有力視されている。

 今シーズンからマンチェスター・ユナイテッドに加入した香川は、チームのプレミア優勝にも貢献したが、ケガもあり出場機会は限られていた。日本代表に合流する前は、コンディションや試合勘不足が指摘されていた。オーストラリア戦後、イラク戦に向けては「コンディションを上げる必要のある選手を起用したい」と、語っていたアルベルト・ザッケローニ監督は、前日会見で香川のコンディションが回復しつつある手応えを口にしている。

「香川のコンディションは上がってきていると思います。この代表に合流してから、多く使っているのは、所属クラブでそれほどまで多くの試合に出ていない状態だったから積極的に使っています」と語り、トップ下のポジションについて「香川もできますし、中村憲剛もできると思っています」と、どちらかを2列目の中央でスタメン起用することをほのめかした。

 オーストラリア戦後には、香川自身も「誰が出ようが、誰が抜けようが、勝ち切る強さを身につけなければいけない」と、本田依存になりがちになっている日本代表の現状に警鐘を鳴らした。

 香川がトップ下で結果を残すことができれば、日本代表にとっても大きな意味を持つ。「コンフェデ、コンフェデといわれていますが、本当にこの試合にこだわりたい」と、9日の練習後にはイラク戦への強い想いを口にした香川。良い形で最終予選を締めくくり、心身ともに最高の状態で「今の自分の立場、現状を計れる素晴らしい機会」と語るコンフェデレーションズカップを迎えたいところだ。

(取材・文 河合拓)

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