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激闘一夜明けで練習キャンセル…遠藤「やっぱり悔しい」

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 イタリア戦から一夜明けた20日、日本代表は練習をキャンセルし、激闘の疲労を癒した。MF長谷部誠、MF遠藤保仁、GK川島永嗣の3選手はレシフェ市内の宿舎で報道陣の取材に対応。チームは同日午後、メキシコ戦の舞台となるベロオリゾンテへ移動した。

 イタリアをあと一歩まで追い詰めながら3-4の惜敗を喫し、グループリーグ敗退が決まったザックジャパン。死闘から一夜明けても、選手たちは悔しさを拭い去ることはできなかった。

「自分たちのサッカーはできたと思うし、内容が内容なだけに、やっぱり悔しい思いですね」。遠藤はそう言って、あらためて胸の内を語った。現地紙が今大会のベストゲームと報じたことについて長谷部も「自分たちが良いゲームをしたという部分に関しては手応えがある」と言いながらも「でも、これがベースだと思う」と表情を引き締めた。

 0-3の完敗を喫したブラジル戦から立て直し、自分たちのサッカーをピッチ上で最大限に表現した。それでも、結果につながらなかったことも事実。「日本チームとして、今までの中で本当に偉大なゲームをしたと思うし、それに関しては自信を持っていいと思う」。そう語る川島も「次につながる試合ができたと思うけど、それにプラスして結果を残していくという部分は、(W杯までの)残り時間の中で詰めていかないといけないことだと思う」と、内容に満足して終わるのではなく、結果にこだわる重要性を説いた。

 その第一歩となるのが22日のメキシコ戦だ。グループリーグ敗退が決まったチーム同士の対戦だが、互いに3戦全敗で終わるわけにはいかない意地がある。累積警告で出場停止となる長谷部は「自分は出られないけど、チームとしてこれから進むべき道を示さないといけないし、イタリア戦の課題も修正しないといけない」と強調。「敗退が決まっているからと言って消化試合ではない。チームとして内容と結果の両方を求めてやっていきたい」と力を込めていた。


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