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[国際ユースサッカーin新潟]「イメージはできていた」左SB野口が先制弾

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[7.13 国際ユースサッカーin新潟第1戦 U-17日本代表1-2 U-17アメリカ代表 スポアイランド聖龍]

 U-17日本代表はゲーム主将を務めた左SB野口航(大津高)が唯一のゴールを決めた。前半37分、右サイドの高い位置からFW小川紘生(浦和ユース)がFW杉本太郎(帝京大可児高)とのコンビで仕掛けると、逆サイドから迷わず攻撃参加。こぼれ球をつないで左中間まで運ばれたボールをコントロールすると、左足シュートをゴールヘ叩き込んだ。「ミーティングとかでも同じような映像とか見ていて、自分の中でイメージはできていた。ワイドトップ(小川)に入った瞬間に自分の中でここだと思ってオーバーラップしました」

 熊本の名門・大津高では個性派のドリブラーとして存在感を示すが、U-17代表では継続して左SBとして起用されている。「チームではSHで代表ではSBをやらせてもらっている。ポジションは若干前と後ろとで違うんですけど、自分に求められているところは変わらないと思う。そういう面では前へ運ぶことや自分がどんどん前に走っていくということを出していきたいと思います」と力を込めた。

 前半は再三左サイドの高い位置へ潜り込んで得点シーンなどのチャンスに絡んだ。ただ、後半はオーバーラップするもののいい形でボールを受けることができず、決定的な仕事をすることができなかった。「自分の運動量も問題だと思うんですけど、あとは自分が自分のタイミングでなく、仲間にとって出しやすいタイミングを見て上がれるようになったら前半よりもオーバーラップしていい形でつくれたかなと思います」と反省。U-17代表のサイド攻撃を支える攻撃的SBは、課題を残して敗れてしまったこの日を反省し、2日目以降の試合で必ず修正する。

(取材・文 吉田太郎)

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