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コンフェデから4戦13失点…今野「コンフェデで学んだつもりだったけど…」

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[8.14 キリンチャレンジ杯 日本2-4ウルグアイ 宮城ス]

 やり切ったという感触さえ持てなかった。FWディエゴ・フォルラン、FWルイス・スアレスという強力2トップ相手に4失点。日本代表DF今野泰幸(G大阪)はどこか消化不良に終わったような口ぶりだった。

 前半27分、マイボールのスローインを奪われ、DFディエゴ・ゴディンのクリアのようなロングキックがスアレスに通った。自陣ではDF吉田麻也がケアしていたが、2人の連係ミスでオフサイドトラップをかけ損ね、背後を取られる。今野が懸命にカバーに入ったが、スアレスがマイナスに折り返したボールをフォルランが右足で流し込んだ。

「マイボールのスローインでも、後ろはしっかり準備して、リスクマネジメントしておかないといけない。コンフェデで学んだつもりだったけど……」。そう反省した今野は「あんな簡単に失点して……。ポンとクリアしたようなボールから2人でやられた。せめて、ちゃんと対応して、やられたかった」と悔やんだ。

「まず対応したい。対応もせずに、簡単にやられるのが多い。そこはもったいない」。アンラッキーな形で対応できなかったのか。対応さえもさせてもらえなかったのか。「しっかり対応して、しつこくしつこく対応して、チャレンジ&カバーができれば、相手が枠を外してくれたり、ミスしてくれたりということもある。それを続けるしかない」。今野ら主力選手にとってコンフェデレーションズ杯からの4試合で計13失点。大量失点の続く守備の立て直しへ光が見えない。

(取材・文 西山紘平)

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