日本サッカー協会は24日、日本代表が11月16日にベルギーのリエージュまたはゲンク(スタジアムは調整中)でオランダ代表と国際親善試合を行うことが決定したと発表した。

　日本代表は09年9月にアウェーで行われた国際親善試合と10年W杯南アフリカ大会グループリーグの2度、オランダと対戦。0-3、0-1と欧州を代表する強豪にいずれも敗れているが今回、成長した姿を印象付けることができるか、注目の一戦だ。

　日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は「オランダの印象は改めて述べるまでもなく、戦力の充実したチームであり、現時点でヨーロッパでもトップクラスの内容と成績をあげているチームだと思う」とオランダの印象についてコメント。そして「我々にとって、こうした強豪国と対戦することは、更なるチームとしての成長を促せる場だと捉えている。ワールドカップに向けた準備を進める中で、異なる国、大陸、様々なサッカー文化を持つ国々と対戦する事で、経験を積み上げていけるものだと考えている。我々の目的はこうした強豪国と試合をすることで、上手くいかないタイミングなどがあっても、自信を失うのではなく、強豪国との戦いを前向きでポジティブな経験を積んでいく大切な場所である、という姿勢を持ち続けるべきであると思う。こうした遠征を実現させてくれた国内のサッカー関係者やスポンサーの皆様に感謝したい」と加えている。

[写真]日本代表は11月にオランダと対戦することが決定。南アフリカでの敗戦の借りを返してブラジルへ弾みをつけることができるか。