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[AFCフットサル選手権2014]GK藤原「GK3人全員が出ての優勝なので、本当にうれしい」

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[5.10 AFCフットサル選手権2014決勝 日本代表2-2(PK3-0)イラン代表 ホーチミン]

 今大会、GK藤原潤は文句なしの活躍を見せた。日本が黒星を喫したグループステージ第2戦のウズベキスタン戦後(1-2)からスタメンで起用され、キルギス戦(4-0)、タイ戦(3-2)、クウェート戦(6-1)で勝利に貢献した。通常であれば、GKはそのままで行くところだが、ミゲル・ロドリゴ監督は、決勝でGK関口優志を大抜擢。藤原は控えGKとしてベンチに入ることになった。

 日本代表は、PK戦の末に大会連覇を達成。GK関口は試合中から数々の好セーブを見せただけでなく、PK戦でも相手の全シュートを止める大活躍だった。決勝のMVPという賞があれば、確実に受賞していただろう。そんな後輩の活躍、そして優勝を、藤原は心から喜んでいた。

「GKは3人いて、今回は特に全員が試合に出て、それで勝ち取った優勝なので、本当にうれしいです」。藤原の言葉通り、日本は大会の6試合で全3人のGKが出場した。グループステージの第1戦、第2戦に先発したGK川原永光、その後の3試合を藤原、最後の1試合を関口が守った。

「最後、(関口)優志が試合に出てくれて、そこはもう監督のプランの中でやっぱり優志ということで、チョイスした選択なので。そこは、僕も川さん(川原)も優志に頑張ってもらいたいという気持ちでした」

 今後も藤原と関口は、日本代表の正GKを争っていくことになるだろう。藤原は「僕より一回り…はちょっと言い過ぎですが、(関口は)10歳くらい若い。こういう選手が出てきてくれた方が、日本のフットサル界も強くなりますし、GKも底上げできるので。どんどん出て来てくれた方が、日本のフットサルもレベルが上がって行くと思います」と、後輩GKの活躍に刺激を受けて、ポジション争いの激化を歓迎した。

(取材・文 河合拓)

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