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世界大会初勝利を目指すGK西川「とにかく良い準備を」

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 W杯日本代表メンバーに選出された浦和レッズGK西川周作が14日、PUMAがブラジルW杯に向けて発表した新色スパイク『トリックス』の発表記者会見に出席し、自身にとって初となるW杯へ向けて意気込みを語った。

 12日のメンバー発表をクラブハウスのテレビで見た西川は「メンバー発表前のザックさんの話が長かったので、すごいドキドキして。早く言ってほしいと思っていた(笑)」と笑って話したが、いざ自分の名前が呼ばれた瞬間には「本当にうれしかった」と振り返っている。4年前にはGK川口能活の選出によってメンバーから外れることになったが、その時の経験が自分を強くさせたようだ。「4年前はメンバーから外れて能活さんが入りましたが、すぐに切り替えてブラジルW杯で試合に出ることを考えて4年間やってこれました」。その努力が実を結んだ瞬間だった。

 W杯仕様となった『トリックス』を初めて見たときは「左右の色が違うので衝撃でした」と話したが、「でも僕は派手なのは好きなので、自分的には『やっときたか』という感じです」とニヤリ。さらに「自分の長所であるフィードは左足で送ることが多いので、左足のブルーの方をたくさん見てもらえる良いプレーを出していきたいですね」と語ったように、新相棒とのプレーを心待ちにしている。

 片足には選手自らが信じる思いが込められ、もう片方には選手を信じるファンの祈りが込められている『トリックス』。西川は「左足に自分と奥さん、子供の名前を入れ、右足にはワンちゃん2匹の名前を入れました。一番近くで支えてくれる家族と頑張ってきた4年間だったので。これからも家族と一緒に戦っていきたいし、応援して下さる多くの方と一緒に戦っていきたい」とスパイクに込めた思いを話した。

 これまで05年ワールドユース、08年北京五輪と世界大会を経験してきたが、実は1勝も挙げられていない。「今までの世界大会では一度も勝ったことがないので、今回のW杯は世界大会で勝つチャンスだと思っています。だから楽しみだし、チームとして上を目指してやっていきたい」と決意を表明。そして1カ月後の開幕に向けて、「特別何かをアピールすることは考えていません。日頃の準備がいかに大事かというのは自分自身、理解しています。チャンスが来たときにしっかりとしたパフォーマンスを出せるように、とにかく良い準備をしたい」と力強く語った。


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