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岡崎の活躍にも驚かない酒井高「もともとの力を発揮しているだけ」

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 すでに帰国している日本代表の海外組9選手が18日、都内で3日目となる合同練習を行った。前日17日から合流したDF酒井高徳(シュツットガルト)は練習後、報道陣の取材に応じた。

 所属するシュツットガルトは昨年12月から今年3月にかけて8連敗を喫するなど苦しみ、シーズン終盤まで残留争いに巻き込まれた。「負けちゃいけないプレッシャーの中で、ギリギリのところでいかに自分のパフォーマンスを出すか。メンタル面の部分で勉強になった」。最終的には1部残留を果たしたが、精神的な強さは否応にも鍛えられた。

 12年1月に加入したシュツットガルトでは当初、FW岡崎慎司とチームメイトだったが、今季、岡崎はマインツに移籍。シーズン15得点という欧州主要1部リーグでの日本人選手最多得点記録を塗り替えた。だが、酒井高は元チームメイトの活躍にも「(岡崎)慎司さんなら、これぐらいが普通かなと思っている」と、驚きはないという。

「シュツットガルトで一緒にやっていて、苦しんでいるときも見たけど、やっぱり一番のストロングポイントはゴールの部分だと思うし、シュツットガルトではいろいろ考えていたというか、自己犠牲になってしまっていたのかなと思う」

 シュツットガルトではサイドハーフとして攻撃にも守備にも奔走していた岡崎だが、マインツでは主に1トップを任され、裏に抜ける動き出しとゴール前での勝負に専念することができた。「もともとの力を発揮しているだけなのかなと思っている。慎司さんはそれだけの力がある選手。僕がテレビで見ていた“岡崎慎司”はそうだった」。ドイツで大ブレイクしたストライカーは、ブラジルW杯に臨む日本代表にとっても大きな力となるはずだ。

(取材・文 西山紘平)

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