日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が1日、米フロリダ州クリアウオーターのチーム宿舎で記者会見を行った。会見に先立ち、クリアウオーターのジョージ・クリテコズ市長が壇上で歓迎と激励の挨拶を述べた。

「フロリダで一番のビーチと、アメリカで一番のサンセットを楽しんでください。ここでの練習でW杯に向けた準備をしっかりしてもらって、W杯のトロフィーとともに、また戻ってきてくれることを信じています」

　クリテコズ市長からザッケローニ監督には大きな金色のカギが、ザッケローニ監督からクリテコズ市長には日本サッカー協会のペナントと選手のサインが入った代表ユニフォームが贈られた。

「ここに戻ってくるときに迷わないようにカギを渡しておきます。第2の故郷として、いつでも帰ってきてください」。さっそくユニフォームに袖を通したクリテコズ市長は「チームのみなさんをフルサポートさせていただきますが、ゴールだけはサポートできません。それは監督の役割でしょう」と笑顔でジョークを飛ばし、ザッケローニ監督も思わず苦笑いしていた。

(取材・文　西山紘平)

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