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「東京五輪世代」のFWの座獲得へ、U-17日本代表FW加藤が3戦連発

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[7.21 国際ユースサッカーin新潟第3節 U-17日本代表 2-2 U-17メキシコ代表 新潟市陸上競技場]

 U-17日本代表FW加藤陸次樹(サンフレッチェ広島ユース)が3戦連発だ。前半19分、加藤は右SB村松航太の右クロスにタイミングよく走りこんで頭で先制点。U-17メキシコ代表との初戦でGKをかわしてシュートを決めているFWは、前日20日のU-17新潟選抜戦で決めたゴールに続く頭でのゴールで3試合連続ゴールを達成した。「自分としても結果を出したかったので、3試合連続で得点できたのは嬉しかったです」と加藤。FWとして結果にこだわっていただけに、右手人差し指を突き上げて会心の先制点を喜んでいた。

 スペースへの飛び出し、相手の背後を取る動きを繰り返してDFを揺さぶり、決定機に絡んだ。ただ「自分の得意な背後を狙う動きを多く出して、そこから得点に絡めればいいなと思っていた。絡めた部分もあったんですけどまだまだチャンスをつくれたかなと思います」と「もっとできた:と思っている。それは課題としている決定力の向上、得点数についても同様だ。「まだ慌てちゃうんですよ。ゴール前で落ち着いて決められる選手になれればいいと思います」と日々の取り組みで向上させることを誓っていた。

「自分としても目標にしている。これから結果を出していきたい」という2020年東京五輪出場。五輪世代のFW候補は今回招集されなかったFW杉森考起(名古屋U18)やFW岸本武流(C大阪U-18)らライバルはたくさんいる。それだけにより得点力を上げて、ゴールを奪い続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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