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指揮官に先発出場を告げられたGK関口「良い準備をして臨みたい」

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 待望の国内デビューを、先発出場で迎えることとなった。18日に行われるクロアチア代表との親善試合に向けて、フットサル日本代表は17日に試合会場の駒沢体育館で前日練習を行った。その中でミゲル・ロドリゴ監督は、GK関口優志(エスポラーダ北海道)に「明日は先発する」と明言した。

 試合前日に先発を伝えた理由について、ミゲル監督は「GKに関しては、今回に限らず、それぞれの夜の迎え方があると思うので、マインドをセットして(試合に)入れると思うので、伝えました」と説明する。そして、アジア選手権の決勝戦で、大会初出場にも関わらず延長戦まで好セーブを連発し、PK戦では3本連続ストップの大活躍を見せた若き守護神について「僕らの感覚にはちょっとないくらい、普通は緊張してしまうところでも、のびのびと楽しめるメンタリティを持っているので、明日も期待したいと思います」と、期待を寄せた。

 関口は「国内でやるのは初めてなので、楽しみにしています。(先月の)千葉合宿のときから、『絶対にメンバーに入りたい』という強い気持ちがあったので、今回入ることができて、嬉しいです。本当に明日は楽しんで、頑張りたいなと思います」と、国内での代表デビュー戦に意気込む。また、前日に先発出場を告げられたことについても「先に教えてもらったので、良い準備をして臨みたいと思います」と語った。

 今回のクロアチア戦では、北海道のチームメイトであるFP室田祐希の代表入りも期待されていた。しかし、10月のクウェート遠征中に決めた、ヒールリフトでのスーパー代表初ゴールで一躍話題となった室田は招集されなかった。北海道から唯一の選出となった関口は、「アイツ自身も驚いたというか、あれだけ言われていたので、ショックだったと思いますが、彼の分も頑張りたいと思います」と、仲間の想いも背負って、クロアチア戦のピッチに立つ。

(取材・文 河合拓)

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