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後半から出場の清武、W杯以来の代表戦に「探り探りだった」

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[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 今大会がアギーレジャパン初選出となったFW清武弘嗣(ハノーファー)は3-0の後半開始から途中出場し、昨年6月24日に行われたブラジルW杯グループリーグ最終戦のコロンビア戦(1-4)以来の出場を果たした。

 しかし、自分自身のプレーは不完全燃焼に終わった。後半4分にセットプレーからDF吉田麻也が追加点を決めたが、その後、攻撃陣は沈黙。清武自身、後半33分の右足ミドルはクロスバーの上を越え、後半アディショナルタイムにゴール前混戦の中、狙った右足シュートも相手GKの好セーブに阻まれた。

「よかったところ? そんなにないですよね。もうちょっとできると思うし、リズムよくやれればよかったけど、ちょっと難しかった」

 4日に行われたオークランド・シティとの練習試合にも途中出場しているとはいえ、国際Aマッチ出場は約半年ぶり。しかも、それが公式大会初戦となれば、なかなかリズムに乗れないのも致し方なかった。

「久々にA代表で日の丸を付けて、ああいうメンバーの中に入って、ちょっと探り探りだった。次はよくなるんじゃないかと思う。とりあえず切り替えて、イラク戦に勝ちたいし、2連勝したい」

 FW乾貴士に代わって左ウイングで出場し、後半13分にFW武藤嘉紀が入ってからはインサイドハーフにポジションを下げた。ハビエル・アギーレ監督からも「複数のポジションがこなせる選手」と期待されるMFは「交代で出る選手がいいパフォーマンスを見せられるとチームとして良いと思う。総力戦になると思うし、いい準備をしたい」と、チームの切り札になるべく決意を新たにしていた。

(取材・文 西山紘平)

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