150試合記念ユニと胴上げのサプライズ、遠藤「現役が終わってから自慢したい」
[1.16 アジア杯D組 日本1-0イラク ブリスベン]
試合終了後、選手全員でゴール裏のサポーターのところへ行き、挨拶したときだった。この試合が代表150キャップ目だったMF遠藤保仁(G大阪)にサポーターから祝福の花束が渡されると、DF吉田麻也(サウサンプトン)が「背番号150」の記念ユニフォームをプレゼント。「何かあるとは思っていたけどユニフォームは知らなかった」と驚いているうちに、お次はチームメイトによる胴上げが始まった。
「おめでとう!」。チームメイトから次々と声がかかる中、遠藤は満面の笑みを浮かべながら高々と宙に舞った。
「150試合目を勝利で迎えることができたのは良かった。胴上げ? 勝てたからやれた。本当にみんなのサポートのおかげだと思うので、ありがたい」。淡々と、しかしうれしさをにじませながら言った。
偉大なる元ドイツ代表の鉄人マテウスに並んだ。「マテウスと比べるとマテウスに失礼。でも、これだけ積み重ねてこられたのは自分でも誇りに思う。自分の中で自慢できることがまた一つ増えた。現役中は自慢しませんが。現役が終わってから自慢したい」。やはり喜びは隠し切れない。
150試合の中で印象に残る試合としては、「デビュー戦、初ゴール、W杯の試合、そして今日」を挙げた。「一つには絞れない」。それだけ代表戦は1試合ごとに重みがある。
イラクに1-0で勝利し、20日のヨルダン戦で引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決定する。「今日は決めるべきところで決めていれば3、4点入っていてもおかしくなかったが、形的にはだいぶ良くなってきたと思う。守備の面でも安定してきた。全体的に見ればま、た一つチームとして成長できたと思う」と今後への手応えをつかんでおり、心配はないだろう。
「代表に入って活躍したいというのは目標の一つではあったが、ここまでやれるとは想像していなかった。でも、まだまだ止まるわけにはいかない。また前を向いてやっていければいい」。150試合出場の金字塔を打ち立てたベテランはさらなる向上に余念がない。
(取材・文 矢内由美子)
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アジア杯2015特集
試合終了後、選手全員でゴール裏のサポーターのところへ行き、挨拶したときだった。この試合が代表150キャップ目だったMF遠藤保仁(G大阪)にサポーターから祝福の花束が渡されると、DF吉田麻也(サウサンプトン)が「背番号150」の記念ユニフォームをプレゼント。「何かあるとは思っていたけどユニフォームは知らなかった」と驚いているうちに、お次はチームメイトによる胴上げが始まった。
「おめでとう!」。チームメイトから次々と声がかかる中、遠藤は満面の笑みを浮かべながら高々と宙に舞った。
「150試合目を勝利で迎えることができたのは良かった。胴上げ? 勝てたからやれた。本当にみんなのサポートのおかげだと思うので、ありがたい」。淡々と、しかしうれしさをにじませながら言った。
偉大なる元ドイツ代表の鉄人マテウスに並んだ。「マテウスと比べるとマテウスに失礼。でも、これだけ積み重ねてこられたのは自分でも誇りに思う。自分の中で自慢できることがまた一つ増えた。現役中は自慢しませんが。現役が終わってから自慢したい」。やはり喜びは隠し切れない。
150試合の中で印象に残る試合としては、「デビュー戦、初ゴール、W杯の試合、そして今日」を挙げた。「一つには絞れない」。それだけ代表戦は1試合ごとに重みがある。
イラクに1-0で勝利し、20日のヨルダン戦で引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決定する。「今日は決めるべきところで決めていれば3、4点入っていてもおかしくなかったが、形的にはだいぶ良くなってきたと思う。守備の面でも安定してきた。全体的に見ればま、た一つチームとして成長できたと思う」と今後への手応えをつかんでおり、心配はないだろう。
「代表に入って活躍したいというのは目標の一つではあったが、ここまでやれるとは想像していなかった。でも、まだまだ止まるわけにはいかない。また前を向いてやっていければいい」。150試合出場の金字塔を打ち立てたベテランはさらなる向上に余念がない。
(取材・文 矢内由美子)
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