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U-22代表、リオ五輪1次予選に向けて「暑さへのシミュレーション」&「戦術のすり合わせ」

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 日本サッカー協会(JFA)は6日、11日からシンガポール遠征を行うU-22日本代表メンバーを発表した。霜田正治技術委員長が「ここで新しいことをやるというよりも意思統一をして、3月の予選(U-23選手権予選=リオ五輪アジア1次予選)に向けて士気を高めるキャンプになると思う」と語ったように、今回招集されたメンバー18人の内、手倉森ジャパン初陣となったAFC U-22選手権招集メンバーが半数以上の12人となり、初招集の選手はゼロとなった。

 今回の遠征メンバーがリオ五輪1次予選に挑むチームの軸となっていきそうだが、「AFC U-23選手権は23人で臨みますので、残る5枠を目指す選手は所属クラブでレギュラーポジションを奪う作業を続けてほしい」(手倉森誠監督)、「代表チームはそのときに旬な選手を呼ぶのも一つの要素なので、3月末に呼ばれる選手が今回の選手以外に出てきてくれることを期待している」(霜田技術委員長)と、新戦力の台頭も期待されている。

 手倉森監督は今遠征の目的を「暑さへのシミュレーション」と「戦術のすり合わせ」としており、14日にはU-23シンガポール代表と国際親善試合が行われる。霜田技術委員長は「どんな試合でも代表チームは勝たないといけない。ましてや予選は必ず勝たないといけないので、まずは勝ちにこだわりたい」と予選前の大事な親善試合で結果を残したいとした。

(取材・文 折戸岳彦)

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