久保が決めた!! 手倉森ジャパン、3戦連続完封勝利でリオ五輪最終予選進出
[3.31 AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第3戦 U-22日本 1-0 U-22マレーシア]
U-22日本代表は31日、AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第3戦を行い、シャーアラム・スタジアムでU-22マレーシア代表と対戦した。前半を1-0として折り返した日本が、そのまま逃げ切って1-0の勝利を収めた。3試合連続で完封勝利を飾ったU-22代表は、16年1月に行われるU-23選手権(リオ五輪アジア最終予選)への出場を決め、同大会3位以内に与えられるリオ五輪出場権の獲得を目指す。
第1戦、第2戦同様に4-2-3-1のシステムを採用したU-22代表。GKに牲川歩見(磐田)、最終ラインは右からDF室屋成(明治大)、DF植田直通(鹿島)、DF奈良竜樹(F東京)、DF安在和樹(東京V)を並べ、ボランチはキャプテンを務めるMF遠藤航(湘南)とMF大島僚太(川崎F)、2列目には右からMF荒野拓馬(札幌)、FW久保裕也(ヤングボーイズ)、MF野津田岳人(広島)を配置し、1トップにFW鈴木武蔵(新潟)を据えた。[スタメン&布陣はコチラ]
引き分け以上、たとえ敗れても1点差の負けならば1位通過が決まる日本は、序盤から主導権を握ってシュートチャンスを作り出す。しかし、前半6分には左からのクロスを久保がヘッドでつないで最後は鈴木が狙ったが相手GKに防がれ、さらに野津田がミドルレンジから放ったシュートも相手GKにセーブされて先制点を奪うには至らない。
5-4-1と守備的なシステムを採用するマレーシア相手に、その後も攻勢を掛ける日本。しかし、前半11分にCKの流れから大島が放ったシュートは相手DFにブロックされ、同16分には安在が左足で狙うも相手GKに阻まれてしまう。さらに、同20分には野津田が強烈な直接FKでゴールを脅かしたが、相手GKに触られたボールはポストを叩いてネットを揺らせず。逆に同30分にはFWムハンマド・ファルハンに際どいシュートを放たれるも、牲川がきっちり反応してゴールを守った。
前半32分には高い位置でボールを奪った遠藤が、そのままミドルレンジから狙ったが相手GKの好セーブに阻まれ、さらに同35分には遠藤のパスから抜け出した鈴木がシュートまで持ち込むが、これも相手GKにストップされる。数多く訪れるセットプレーのチャンスも生かすことができず、守備に重心を置くマレーシアゴールをこじ開けられない時間帯が続いたが、同41分、左サイドを駆け上がった安在のクロスを久保がヘディングで叩き込んで、前半を1-0として折り返した。
1点をリードして後半を迎えても日本ペースは変わらず。後半9分には右サイドを突破した室屋のクロスの流れから最後は野津田が左足で狙い、同12分にはゴール前の混戦から室屋がシュートを放ったが、ともに相手GKにセーブされてしまう。なかなか追加点を奪えない日本は後半15分に久保に代えてMF中島翔哉(F東京)、そして同20分には大島に代えてMF原川力(京都)を投入した。
しかし、ゴール中央を固めるマレーシアに対して効果的な攻撃を仕掛けられずに、時計の針だけが進んでいく。逆に後半28分にはカウンターからマレーシアに決定機を作られたが、MFムハンマド・アリフ・ファハンのシュートが枠を捉えずに難を逃れる。すると同37分、荒野に代えて最後のカードとなるFW浅野拓磨(広島)が投入された。
その後もボールを保持する時間こそ長いものの、PA内に侵入する回数は限られ、ミドルレンジから放ったシュートが枠を捉えないなど追加点は生まれず。しかし、守備陣もマレーシアに得点を許さずに1-0の完封勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
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第1戦、第2戦同様に4-2-3-1のシステムを採用したU-22代表。GKに牲川歩見(磐田)、最終ラインは右からDF室屋成(明治大)、DF植田直通(鹿島)、DF奈良竜樹(F東京)、DF安在和樹(東京V)を並べ、ボランチはキャプテンを務めるMF遠藤航(湘南)とMF大島僚太(川崎F)、2列目には右からMF荒野拓馬(札幌)、FW久保裕也(ヤングボーイズ)、MF野津田岳人(広島)を配置し、1トップにFW鈴木武蔵(新潟)を据えた。[スタメン&布陣はコチラ]
引き分け以上、たとえ敗れても1点差の負けならば1位通過が決まる日本は、序盤から主導権を握ってシュートチャンスを作り出す。しかし、前半6分には左からのクロスを久保がヘッドでつないで最後は鈴木が狙ったが相手GKに防がれ、さらに野津田がミドルレンジから放ったシュートも相手GKにセーブされて先制点を奪うには至らない。
5-4-1と守備的なシステムを採用するマレーシア相手に、その後も攻勢を掛ける日本。しかし、前半11分にCKの流れから大島が放ったシュートは相手DFにブロックされ、同16分には安在が左足で狙うも相手GKに阻まれてしまう。さらに、同20分には野津田が強烈な直接FKでゴールを脅かしたが、相手GKに触られたボールはポストを叩いてネットを揺らせず。逆に同30分にはFWムハンマド・ファルハンに際どいシュートを放たれるも、牲川がきっちり反応してゴールを守った。
前半32分には高い位置でボールを奪った遠藤が、そのままミドルレンジから狙ったが相手GKの好セーブに阻まれ、さらに同35分には遠藤のパスから抜け出した鈴木がシュートまで持ち込むが、これも相手GKにストップされる。数多く訪れるセットプレーのチャンスも生かすことができず、守備に重心を置くマレーシアゴールをこじ開けられない時間帯が続いたが、同41分、左サイドを駆け上がった安在のクロスを久保がヘディングで叩き込んで、前半を1-0として折り返した。
1点をリードして後半を迎えても日本ペースは変わらず。後半9分には右サイドを突破した室屋のクロスの流れから最後は野津田が左足で狙い、同12分にはゴール前の混戦から室屋がシュートを放ったが、ともに相手GKにセーブされてしまう。なかなか追加点を奪えない日本は後半15分に久保に代えてMF中島翔哉(F東京)、そして同20分には大島に代えてMF原川力(京都)を投入した。
しかし、ゴール中央を固めるマレーシアに対して効果的な攻撃を仕掛けられずに、時計の針だけが進んでいく。逆に後半28分にはカウンターからマレーシアに決定機を作られたが、MFムハンマド・アリフ・ファハンのシュートが枠を捉えずに難を逃れる。すると同37分、荒野に代えて最後のカードとなるFW浅野拓磨(広島)が投入された。
その後もボールを保持する時間こそ長いものの、PA内に侵入する回数は限られ、ミドルレンジから放ったシュートが枠を捉えないなど追加点は生まれず。しかし、守備陣もマレーシアに得点を許さずに1-0の完封勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
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