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東福岡プレミアWEST上位の原動力となり代表“復帰”、U-17代表GK脇野「アピールしてもう1個上で」

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 チームは激戦区の高円宮杯プレミアリーグWESTで現在3位。東福岡高の守護神、U-17日本代表GK脇野敦至は3月のU-18日本代表候補合宿以来となる年代別日本代表招集となっている。

 春先はチームとして失点が多く、プレミアリーグ開幕戦では脇野がビッグセーブを連発したにも関わらずC大阪U-18に6得点を奪われた。脇野自身も悩んだ時期があったが、失敗をチームメートともに見つめなおして地道に改善。第2節で優勝候補のG大阪ユースを完封すると、第3節から第6節までの5試合中4試合を無失点で終え、中断明けの試合でも広島ユースに競り勝ち、神戸U-18とアウェーで引き分けるなどチームの上位進出の原動力となっている。

 そして待望の代表復帰。今回、掴んだチャンスを活かすことができるかに注目だ。「自分的にはまだ全然足りていない」と厳しいが、意欲は十分。「自分のミスを少なくして、自分のストロングポイントをどれだけアピールできるかが勝負になってくると思う。ミスしても失敗を恐れずに自分のもっているプレーを全部出していきたいなと思います。メンタルの部分でもミスして切り替えがしっかりできたらそのあと上手く行った場面もいくつかあったので、そこはメンタルの修正はかなりできてきたと思います」。試合を決めるようなセーブをすることのできる守護神。自分を上手くコントロールしながらベストのパフォーマンスを発揮する。

 目標はU-17日本代表が出場する国際ユースサッカーin新潟で活躍し、アジア予選を控えるU-18日本代表に食い込んでいくこと。「17と18では全然違うなと思っていて、あの場所にもう1回入りたいなと。結構うらやましい気持ちでもあるけれど、せっかく17でチャンスもらったんでアピールして、もう1個上へのステップとして行けるように」。強い意志をもって、大会を含めた一週間を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)

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