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復帰したU-23代表DF松原の決意「皆と一日でも長くサッカーをするには五輪に行くしかない」

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 最後のアピールの機会を得られた。今年1月に行われたAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)以来となるU-23日本代表復帰を果たしたDF松原健(新潟)は、「しっかりアピールできるように全力を尽くす」と決意を語った。

 15年4月、松原は右外側半月板の手術を行い、全治5か月と発表された。16年1月の最終予選に間に合うかどうかと見られていたが、最終予選に照準を合わせていた松原は23名のメンバーに選出された。しかし、先発出場を果たしたグループリーグ第3節サウジアラビア戦では、「準備期間を与えてくれた(手倉森誠)監督に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語ったように、本領発揮とはいかず。「どちらかというと悔しい思いの方が強かったです」と当時を振り返った。

 その後も試練が続いた。3月10日には右ひざ外側半月板損傷により手術を行い、全治は3か月と発表された。回復次第ではリオ五輪出場に向けて微妙な期間だったが、J1リーグでも復帰を果たし、松原はU-23代表に戻ってきた。

 新潟で3試合連続フル出場を果たしていることもあり、「コンディション的にはだいぶ良くなっていると思う」と手応えもつかんでいる。また、最終予選以来遠ざかっていた手倉森ジャパンに復帰したことで、「皆と一緒にサッカーをできる喜びを感じている」ようだ。

 南アフリカ戦の2日後には五輪最終メンバーが発表される。仮に落選することになれば、明日の南アフリカ戦が手倉森ジャパンラストマッチとなってしまう。だからこそ、「皆と一日でも長くサッカーをするためには五輪に行くしかない」と一日でも長くこの代表でプレーするため、最後のアピールに燃える。

(取材・文 折戸岳彦)

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