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[国際ユースサッカーin新潟]レフティーストライカーFW田川は2戦連発ならず「悔しかった」

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[7.17 国際ユースサッカーin新潟第2節 U-17日本代表 1-1 U-17クロアチア代表 スポアイランド聖籠]

 2戦連発とはならなかった。メキシコとの初戦で豪快なヘディング弾を決めているU-17日本代表FW田川亨介(鳥栖U-18)は、2試合連続で2トップの一角として先発してゴールを目指したが、後半にPAへ侵入して放った一撃をGKに止められるなど無得点。「(日本中の同世代から)18人集められて、代表として気持ち入れてきたつもり。得点にこだわって臨んできた。昨日は決められて良かったんですけどきょうは外して、(チームも引き分けて)悔しかったです」と唇を噛んだ。

 前日は前からディフェンスしてくるメキシコの背後を取って決定機をつくり出した。だが「日本人だったら抜けさせてもらえるんですけど、海外の選手は手を使ってきて簡単に抜けさせてもらえない。きょうの前半は特に抜けれなかった。後半は修正できて決めれるところもあったんですけど、そこの技術が足りなかった。悔しかったです」と語ったように、持ち味の抜け出しやスピードのあるドリブルでゴールを襲うシーンはあったものの、狡猾に突破を封じようとする外国人DFは簡単には決めさせてくれない。

 また、チームがサイドでの崩しにやや固執した感のあった前半はクロスも上がらず。ゴール前で勝負するシーンを増やせなかった。貪欲にゴールを目指したが、足りなかったわずかな部分。メキシコ以上にタイトに守り、ゴール前の迫力もあったクロアチアの前に得点を奪うことができなかった。

 だが、181cmの長身から繰り出すヘッドと強烈な左足シュート、抜群のスピードなど素材感は十分。外国人選手のリーチの長さや厳しいチェックを上回ること、そして「スピードやシュートの精度を高めていけたらいい」という武器を日々磨いて、海外の強敵からもゴールを連発する選手になる。 

(取材・文 吉田太郎)

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