beacon

[国際ユースサッカーin新潟]年代別代表初選出の市立船橋DF桧山はメキシコ戦の反省を今後に活かす

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.18 国際ユースサッカーin新潟第3節 U-17日本代表 1-2 U-17新潟選抜 デンカS]

 年代別日本代表初選出のDF桧山悠也(市立船橋高)にとっては貴重な経験を積んだと同時に、改めてレベルアップの必要性を感じるU-17日本代表チームでの活動となった。

 初戦のメキシコ戦と新潟選抜との最終節の2試合に左SBとして先発。この日は、左サイドで積極的にパスを引き出し、力強い突破やコンビネーションでチャンスに絡んだ。利き足である右足の精度高いキックも武器とする左SBは「攻撃参加の部分では相手が疲れている時とか自分の中では通用したと思う」と語ったが、「もうちょっと積極的に自分を出していかないとこういうところに来たら埋もれてしまう」と反省していた。

 特に「緊張しすぎていて空回りしてしまった」と振り返るメキシコとの初戦を反省。攻守両面で受け身になってしまい、いいところを出すことができなかった。加えて「基礎的な技術が足りなくて。FWがいい動きで落ちてきてくれたんですけど、そこで楔で当てきれなくて当てればチャンスだったんですけど、潰してしまっていた」。そしてメキシコの中心プレーヤー、MFハイロ・トーレスの豪快な突破を食い止めることができずに前半終了とともに交代を強いられた。

 だが、国際試合で強烈なアタッカーと対峙した経験、また課題に気づいたことは間違いなくプラス。チームに帰ってまた力を磨くだけだ。市立船橋では同じ2年生で、U-17日本代表選出歴を持つ左SB杉山弾斗とのポジション争いが待っている。今回は杉山との競争の中でアピールして代表チームに選出されたが、まずはチームで信頼を勝ち取らなければならない。

 全国高校総体で主力として優勝に貢献して再びチャンスを掴むことができるか。左右のSB、SHとしても期待のDFは「先を見たら間違いなく足下すくわれてしまうので、確実に一戦一戦勝っていかないといけない。インターハイ予選の時も準決勝まで無失点で良かったけれど慢心があって(決勝の)流経に負けている」。受け身に回ることなく、目の前の試合を全力で勝利して、その先に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP