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「すごく頼もしいターゲット」 興梠に信頼寄せる南野

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 右サイドハーフでのプレーを続けるリオデジャネイロ五輪代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、最前線に入るオーバーエイジのFW興梠慎三(浦和)に信頼を寄せている。

 1トップの位置に入る興梠は巧みなポジショニングでパスを呼び込み、高いキープ力を生かして周囲の攻め上がりを促して攻撃にリズムをもたらす。南野も「慎三さんが近くにいるとボールが収まるし、1タッチでさばいたり、自分でシュートまで行ってくれる。すごく頼もしいターゲットが前にいるので、すごく楽です」と興梠の存在感の大きさ語った。

 しかし、戦術練習は2日目を迎えた段階であり、「お互いに良い位置で関わっていければいいと話しているので、そういう場面を実践で増やしていきたい」とさらなる連係向上を目指している。

 アジア一次予選、そして最終予選を戦ってきた。海外でプレーしているため、手倉森ジャパンでの活動期間は限られたものの、連係面や自身のパフォーマンスは「遠征ごとに良くなってきた」。そして、3月のポルトガル遠征、5月のトゥーロン国際大会ではゴールを記録するなど結果を残し、「良い感覚をつかみつつある」状態だ。

 五輪本大会は「ずっと出たかった。年代別代表の最後の大会だし、世界大会なので特別な気持ちがある」と並々ならぬ思いを持って挑む。だからこそ、「前回大会よりも良い結果を残したいし、その中で自分が活躍してという気持ちがもちろんある」と視線を上に向けた。

(取材・文 折戸岳彦)

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