6月18日　日本対クロアチア0対0　ニュールンベルグ記者会見場にて

　天気というのは相手チームにも同じように左右するので日本にとっての問題として答えるべきものではない。

　前半は日本のリズムでコトが進んでいった。後半はクロアチアのリズムでコトが進んでいった。

　後半クロアチアはボールをわざともたせてまわさせて奪って速攻という手で日本を攻略しようとしてきた。勝てるチャンスはあったし、この試合引き分けたのは大きなマイナスポイントと受け止めている。

　ロングシュートは大会前から考えていたことで、決まらなかったことよりもその後に真ん中からの細かいパスを繋いでの攻撃を、チーム全体でやるというコントラストをつけたかったのだが、肝心の細かいパスからの攻撃はあまりうまくいかなかった。

　自分としてはもう少し前でプレーするべきなのか、もう少し後ろでディフェンスするべきなのか判断しずらい感じをもってプレーをしていた。

(中田英寿)