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ここはレスターじゃない、代表だ…岡崎「ストライカーとしてやっていかないといけない」

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 国際Aマッチ通算50得点まで、あと1点。節目のゴールをロシアW杯アジア最終予選初戦UAE戦で決め、チームに勝利へと導きたかったが、FW岡崎慎司(レスター)にゴールは生まれず、チームも1-2で敗れた。

 最前線に入った岡崎にゴールチャンスは訪れた。まずは前半18分、MF清武弘嗣(セビージャ)の浮き球のパスに反応して最終ラインの裏に抜け出すと、左足の強烈なシュートでゴールを脅かしたがボールはわずかにゴール左に外れた。

 さらに後半14分には右サイドからFW本田圭佑(ミラン)が送ったクロスをドンピシャのタイミングでヘッドで合わせたものの、ボールはクロスバーを叩いてしまった。「ヘディングは自分の良さが出たと思うけど、決めなきゃいけない」と悔しさを滲ませる。

 所属するレスターでは相棒のイングランド代表FWジェイミー・バーディがフィニッシャーを務めており、岡崎は闘志あふれるプレーでピッチ上を駆け回り、献身的なプレーでチームに貢献する。しかし、1トップを務める以上、日本代表で求められているのはゴールだと理解している。

 後半21分にピッチを後にしたこともあり、「引っ張っていける存在に、ストライカーとしてはなれていない」と表情を引き締めると、「感覚を研ぎ澄ませ、代表ではストライカーとしてやっていかないといけない」とどん欲にゴールを狙っていくことを改めて誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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