beacon

「思ったより緊張していた」デビュー戦…一夜明け、大島が本田とかわした言葉

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本代表は2日、埼玉県内でトレーニングを行った。前日のUAE戦を1-2で落とし、黒星スタートを切ったチーム。練習前には約10分間の円陣が組まれ、バヒド・ハリルホジッチ監督からは「昨日の試合は残念だったけど、残りの9試合、全部勝つつもりでというところで、その準備をしようという話」(大島)があった。

 UAE戦で右足に打撲を負ったFW岡崎慎司(レスター)、両足に打撲を負ったMF香川真司(ドルトムント)はグラウンドに姿を現したものの、円陣後にピッチを離れて別メニューでの調整。左股関節の違和感でUAE戦はベンチから外れたMF柏木陽介(浦和)はピッチに残ったものの、ランニングなどを中心に別メニューでの調整を行った。UAE戦の先発組はランニングなどの軽めの調整を行い、ベンチスタート組はボールを使ったトレーニングなどで約1時間半汗を流した。

 UAE戦でA代表デビューを飾ったMF大島僚太(川崎F)は、「自分自身が思っている以上に緊張していたのかもしれません」と前日のデビュー戦を振り返る。全体練習前にはFW本田圭佑(ミラン)と言葉をかわし、攻め方や大島自身の心境などを聞かれたようだ。

「緊張しているつもりはなかったけど、実際にプレーしてみると多少感覚が違うという話をしたら、それが緊張だし、それを感じない方が逆におかしいからと言われました」

 先輩からの言葉に気持ちをほぐしつつも、「結果が出なかったので悔しい気持ちは変わらない。出た以上、結果を出さないといけない」と次戦に気持ちを切り替えて表情を引き締め直す。

 UAE戦を振り返り、「中と外の使い分けができればと良かった。僕がボランチなので、そこの使い分けができるように全体を見られるようにならないといけない」と語ると、「コンディションを整えて、お互いに要求するところは練習で取り組んでいきたい」と6日に行われるタイ戦に向けてさらなる連係向上を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧

TOP