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連敗に危機感強める岡崎「負けが続くと自信持てない」

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 ここで嫌な流れを断ち切る。日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)は6日のW杯アジア最終予選・タイ戦に向け、「ここで勝ってイーブンというか、1勝1敗に持ち込んで、前回の試合から切り替えられるような試合にしたい」と意気込んだ。

 最終予選初戦となった1日のUAE戦は1-2の逆転負け。まさかの黒星スタートとなり、6月7日のキリン杯決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-2)に続く2連敗となった。日本代表の国際Aマッチ2連敗は、14年6月24日のブラジルW杯・コロンビア戦(1-4)、同9月5日のキリンチャレンジ杯・ウルグアイ戦(0-2)以来、約2年ぶりだ。

「今、2連敗しているし、負けが続くと、どうしても自信を持てない。勝つには気持ちが必要だと思うし、勝って次の予選につながる試合にしないといけない」。危機感を強める岡崎は悲壮な決意を口にした。

 セットプレーからの1得点にとどまったUAE戦を「攻撃が単調だった」と振り返る岡崎。「(攻撃が)中、中になると相手も締めてくる。中を使いながら、外を起点に攻撃の形をつくれれば。外からの攻めが成功すれば、次は中が使える」と、攻撃のイメージを膨らませた。

「焦ったらおしまい」。UAE戦の攻め急ぎを反省すると、「ボランチが引いたところからパスを入れて、そこからセカンドボールを拾ったり、(両サイドの本田)圭佑やキヨ(清武)がサイドに張ったり、いろいろ試す必要があった。連動というか、タイミングにちょっとズレがった」と、改善点を挙げた。

「もう一回、身を引き締めて。これが最終予選だという思いにみんながなっていると思う。遅いかもしれないけど、1敗したけど、まだ9試合あるので、そこに向かってやっていきたい」。あらためて痛感したアジアの難しさ。初戦の結果は取り返せないが、まだ挽回のチャンスは残っている。

(取材・文 西山紘平)
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