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怪我で2度海外遠征メンバー外れるも、アジア戦うU-15代表入り。MF青島が練習試合で先制点

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前半39分、U-15日本代表MF青島健大が先制ゴール

[9.15 練習試合 U-15日本代表 1-1 鹿島ユース 中台運動公園陸上競技場]

 U-15日本代表唯一のゴールを左MF青島健大(清水ジュニアユース)が叩き出した。前半38分、MF角昂志郎(東京武蔵野シティFC U-15)の右クロスにしっかりと詰めていた青島は、GKが弾いたボールを1タッチでゴールへ押し込んで先制点。「あそこに入って行けたことは良かったんですけど、みんなで奪ったゴール」とチームメートたちに感謝していた。

 昨年、2年生ながら日本クラブユース選手権(U-15)大会決勝で先制ゴールを決めるなど、中学年代3冠を達成した清水ジュニアユースの中で存在感を発揮していたMFは、今年のJFAプレミアカップ(5月)でチームを連覇へ導き、大会MVPを獲得。高い評価を得た一方で、3月のスリランカ遠征、5月のウズベキスタン遠征と選出されていたU-15日本代表の海外遠征を、2度とも負傷によってメンバーから外れていた。

 それでも世代トップレベルのアタッカーは今回、AFC U-16選手権2018予選(9月20日~24日、インドネシア)メンバーに選ばれ、練習試合でも1本目に出場。「自分はこれまで選ばれてはいたんですけど、怪我などで行けていなくて。でも、みんなのプレーとかは知っていたんで、自分のプレーをしっかり出しつつみんなのプレーを見ながら自分も合わせて行くように意識していました」と周囲に合わせながら、自分の持ち味を出すことを意識してこの日、一つ結果を残した。

 持ち味は「運動量と一瞬のスピード、球際の強さ」。この日は球際の攻防で負けたり、オフ・ザ・ボールで相手のマークを外すことができなかったことを反省。アジアでの戦いへ向けて「ゴールもそうですし、チームのために走る、自分の強みの運動量を活かしていけたらいい」と意気込んだ。

 ともに清水ジュニアユースで3冠獲得した先輩のFW川本梨誉やFW山崎稜介が年代別日本代表で成長する姿を見てきた。「川本梨誉くんだったり山崎稜介くんも代表選ばれてみんなを引っ張っていてオフの部分でもリーダーシップを発揮している」。その先輩たちを意識して、自身も代表チームの活動を成長のきっかけにする。

(取材・文 吉田太郎)

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