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負ける気がしない…奥野耕平はフランス戦先発へ、体張って「攻撃の芽を潰したい」

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フランス戦先発が濃厚なMF奥野耕平(G大阪ユース)

 勝負強さには自信がある。MF奥野耕平(G大阪ユース)はボランチでの先発が濃厚。「この前の試合はベンチやったんで、スタートで出たらやってやろうということは前の試合で(ベンチで)自分たちで話していた。いいモチベーションになります」。

 初戦のホンジュラス戦は後半8分から途中出場でU-17W杯のピッチに立った。「大舞台で緊張するってことはあんまりないんで」と冷静な背番号8は気負いなく、落ち着いたプレー。「最初はシンプルにやりつつ、うまく試合に入れたかなと思います」。的確なポジショニングで中盤を組み立て、出場後は無失点に抑えた。

 ボランチはMF平川怜(FC東京U-18)とのコンビが予想される。「あいつは自由にやるタイプなので、リスク管理のところだったり、怜の舵取り役をうまくサポートできたら」。平川が攻撃に加われば広いスペースをカバーし、“黒子”に徹することも厭わない。「体を張るのが僕のボランチとしての役割でもあると思う。怜より活躍はできなくても、しっかり相手の攻撃の芽を潰したい」。得意の球際で競り負けず、献身的なプレーでチームに勝利を呼び込むつもりだ。

 負ける気がしない。フランスの試合は映像で確認済み。攻撃のイメージについては「相手の陣形によってうまく1列目、2列目に僕らがいい縦パスを入れられたらチャンスになる」と分析。180cm越えFWは4人、高さと速さを兼ね備えた攻撃陣と対峙するが、守備についても「負ける感じは僕の中ではないです」と頼もしかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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