なでしこ“優勝決定戦”に完敗…北朝鮮に3連覇許す
[12.15 E-1選手権女子 日本0-2北朝鮮 千葉市蘇我球技場]
日本女子代表(なでしこジャパン)は15日、E-1選手権女子の第3戦で北朝鮮女子代表と対戦し、0-2で敗れた。3連勝の北朝鮮が3連覇を達成。なでしこジャパンは2勝1敗で2位に終わった。
ともに2連勝で迎えたチーム同士の第3戦は、勝った方が優勝の大一番になった。ただ得失点差では北朝鮮が上回るため、引き分けた場合は北朝鮮が3連覇を飾ることになる。
なでしこは11日の中国戦からスタメン4人を変更。システムも4-1-4-1から4-4-2に戻して“優勝決定戦”に臨んだ。GKは3戦連続で池田咲紀子。DFラインは右から今大会初スタメンのDF高木ひかり、DF三宅史織、DF鮫島彩、DF宇津木瑠美を並べる。中盤の底はMF阪口夢穂とMF隅田凜が務め、右MFをスタメン復帰の櫨まどか。左MFを今大会初先発の籾木結花。FWはスタメン復帰のFW岩渕真奈と、2戦連発中のFW田中美南の2トップを選択した。
大きな動きのない前半になった。なでしこは前半22分に宇津木のクロスボールに反応した岩渕がフリーで抜け出してヘディングで合わせるが、GKの好セーブに阻まれる。北朝鮮も右サイドからの攻撃でチャンスを伺うが、同31分の右クロスをFWソン・ヒャンシムが合わせたヘッドが力なくGKの腕の中に収まるなど、互いに決定力を欠く。
スコアレスで折り返した後半も均衡はなかなか崩れない。なでしこは後半17分に岩渕に代えてMF中島依美を投入。中島を左MFにして籾木をトップに上げて対応。リズムの変化を求めた。ただ徐々に押し込まれる時間帯が長くなると、同20分、北朝鮮に右サイドのクロスボールのこぼれ球を繋がれると、FWキム・ユンミに左足豪快ミドルをゴール右隅に蹴り込まれ、先制を許してしまった。
先行を許した後も、焦りとは裏腹になでしこは、なかなか思うように攻撃を仕掛けることが出来ない。逆に後半37分には左サイドからのMFキムピョンファのクロスがファーサイドまで届くと、詰めたMFリ・ヒャンシムに逆サイドに流し込まれ、勝負を決められた。
(取材・文 児玉幸洋)
●EAFF E-1選手権2017特集ページ
日本女子代表(なでしこジャパン)は15日、E-1選手権女子の第3戦で北朝鮮女子代表と対戦し、0-2で敗れた。3連勝の北朝鮮が3連覇を達成。なでしこジャパンは2勝1敗で2位に終わった。
ともに2連勝で迎えたチーム同士の第3戦は、勝った方が優勝の大一番になった。ただ得失点差では北朝鮮が上回るため、引き分けた場合は北朝鮮が3連覇を飾ることになる。
なでしこは11日の中国戦からスタメン4人を変更。システムも4-1-4-1から4-4-2に戻して“優勝決定戦”に臨んだ。GKは3戦連続で池田咲紀子。DFラインは右から今大会初スタメンのDF高木ひかり、DF三宅史織、DF鮫島彩、DF宇津木瑠美を並べる。中盤の底はMF阪口夢穂とMF隅田凜が務め、右MFをスタメン復帰の櫨まどか。左MFを今大会初先発の籾木結花。FWはスタメン復帰のFW岩渕真奈と、2戦連発中のFW田中美南の2トップを選択した。
大きな動きのない前半になった。なでしこは前半22分に宇津木のクロスボールに反応した岩渕がフリーで抜け出してヘディングで合わせるが、GKの好セーブに阻まれる。北朝鮮も右サイドからの攻撃でチャンスを伺うが、同31分の右クロスをFWソン・ヒャンシムが合わせたヘッドが力なくGKの腕の中に収まるなど、互いに決定力を欠く。
スコアレスで折り返した後半も均衡はなかなか崩れない。なでしこは後半17分に岩渕に代えてMF中島依美を投入。中島を左MFにして籾木をトップに上げて対応。リズムの変化を求めた。ただ徐々に押し込まれる時間帯が長くなると、同20分、北朝鮮に右サイドのクロスボールのこぼれ球を繋がれると、FWキム・ユンミに左足豪快ミドルをゴール右隅に蹴り込まれ、先制を許してしまった。
先行を許した後も、焦りとは裏腹になでしこは、なかなか思うように攻撃を仕掛けることが出来ない。逆に後半37分には左サイドからのMFキムピョンファのクロスがファーサイドまで届くと、詰めたMFリ・ヒャンシムに逆サイドに流し込まれ、勝負を決められた。
(取材・文 児玉幸洋)
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