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U-20W杯目前に滝が涙の負傷離脱…「彼らの想いに応えたい」「勝って帰れたら」

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取材陣に対応する影山雅永監督

[5.13 練習試合 U-20日本代表 5-0 流通経済大学]

 U-20日本代表は千葉合宿2日目の13日、午前中にミーティングを行い、午後は練習試合を行った。この日、FW滝裕太(清水)の負傷離脱が決まり、FW原大智(FC東京)が追加招集された。千葉に駆けつけた原は正午ごろ到着し、練習試合の2本目頭から45分間プレー。U-19アジア一次予選、U-19アジア最終予選メンバーとあって、すんなりとチームに溶け込んだ。

「滝は午前中までいたんですよ。検査の結果、怪我が見つかって、大会に行く選手たちに涙ながらに『自分の分も頑張ってきてくれ』という挨拶があった」と影山雅永監督。今回はDF橋岡大樹(浦和)、GK谷晃生(G大阪)らも4月末の負傷で大会に間に合わず、A代表招集が見込まれるFW久保建英(FC東京)ら3人も選外となっていた。

 影山監督は「彼だけではなく、怪我やいろんな理由で行きたくても行けない選手たちのためにも、選ばれたメンバーとスタッフで、彼らの想いに応えられるように戦わないといけない」と力説。選手たちもその想いを背負って大会に臨む。

 MF藤本寛也(東京V)は「本人も一番つらそうにしていた。そういう人たちの分までしっかり責任を持って、勝って帰れたらと思う」と決意新た。DF菅原由勢(名古屋)は「僕たちはピッチで表現することしかできない。そういう気持ちをプレーで示したい」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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