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19歳誕生日に“祝砲”を…初戦で起点となった宮代大聖「川崎Fの練習で自信」

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FW宮代大聖(川崎F)はメキシコ戦が行われるきょう26日が誕生日

 U-20日本代表は26日、U-20ワールドカップのグループリーグ第2戦でメキシコと対戦する。初戦のエクアドル戦(1-1)に出場したFW宮代大聖(川崎F)はU-17W杯に続くW杯のピッチで存在感を見せつけた。

「大舞台で結果を出したい気持ちもあるし、改めてこの舞台でプレーしている実感も沸いた。試合の中で楽しさもありました」

 1点ビハインドの後半開始から投入されると、体を張ってゴールを演出した。後半23分、ゴール前に向かった浮き球に飛び込んだ宮代は相手GKと激突。直後は腹部を押さえてピッチに倒れ込んだが、この勇気あるプレーがMF山田康太(横浜FM)の同点ゴールにつながり、価値あるドローに持ち込んだ。

「フロンターレの練習は強度が高いと思う。普段からフロンターレの強度で練習しているので、成長を感じています。自信を持ってこの場に来ることができたし、自信を持ってプレーできていると思う」

 前半の悪い流れを変え、前線でボールを収めた貢献度は高かった。プロ1年目の今季は出場機会を得られないまま大会に入ったものの、普段の練習で磨かれた技術を発揮。間で受けてワンタッチで前を向くなど攻撃の起点となり、45分間で万能性を示した。

 そうして迎えるメキシコ戦当日、5月26日は19歳の誕生日だ。「誕生日に点を取りたい気持ちはありますが、それで空回りしても意味がない。自分がやるべきことをしっかりやって、チームの勝利に貢献したい」。U-20W杯期間の記念すべき日を自らのゴールで祝い、勝ち点をもたらすのが最高のシナリオだ。「もし出場したら、チームの勝利に貢献できるように、FWとして結果を出せるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)

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