beacon

サウジから広島へ…U-22日本代表MF橋岡大樹、ハードスケジュールも「何もないより幸せ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-22日本代表MF橋岡大樹(浦和)

 誰よりもハードな日程をこなし、合流したのかもしれない。U-22日本代表MF橋岡大樹(浦和)は、コンディション面は「実際にやってみないと分からない」と苦笑しつつも、「でも、自分では行けると思ってますよ」と胸を張って答えた。

 AFCアジアチャンピオンズリーグ決勝に進出した浦和は、現地時間の9日にサウジアラビアでアルヒラルと対戦。フル出場を果たした橋岡は、「サウジから成田に着き、成田から大原に帰って準備をして、今日広島に来た」とU-22日本代表に合流した。

 ACL決勝前にはJ1リーグの連戦をこなし、ACL決勝後にはU-22日本代表に合流とハードなスケジュールが続くが、「何もないよりは幸せ」とキッパリ。その言葉どおり、別メニュー調整となった合流初日も、全体練習後のリフティングゲームには参加してチームメイトとコミュニケーションをとり、ムードを盛り上げるなど、自身の置かれている状況に全力で取り組んでいる。

 今代表では主に右アウトサイドでプレーしてきた。今回は負傷などで4人が不参加、その中の2人がCBだったこともあり、「ポジションはどうなるか分からない」と前置きしつつ、「CBもあり得るかもしれない」と気持ちの準備は十分。「(アウトサイドとCBの)両方でプレーできるのは見せてきているつもりなので、どっちで出ても活躍できればいいと思う」。

 メンバー発表時に森保一監督が「現時点でのU-22代表のベストメンバー」と語ったように、同代表に継続して招集される橋岡も、その一人だ。しかし、「現状のベストメンバーであって、これから変わってくることはある」と表情を引き締めると、「生き残るためにはライバルたちに負けないくらいの活躍をしないといけない。地に足を着けて目の前の試合に集中したい」と14日の練習試合・広島戦、17日のキリンチャレンジカップ・U-22コロンビア代表戦に向けてコンディションを上げていく。

(取材・文 折戸岳彦)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

TOP