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「U-17W杯のリベンジ」に挑むFW唐山翔自、U-19日本代表候補“初ゴール”誓う

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U-19日本代表候補FW唐山翔自(G大阪)

[12.23 練習試合 U-19日本代表候補 2-0 慶應義塾大]

 チーム事情でU-19日本代表候補の活動から離れていたFW唐山翔自(G大阪)が約2か月半ぶりに復帰した。45分間で得点に絡むことはできなかったが、「自分がやらなければならないことは点を取ることだけ」と気合十分。27日までの合宿期間にゴールゲットを目指す。

 練習試合に先発し、U-17ワールドカップまで下の世代で共にプレーしてきたFW西川潤(C大阪)と2トップを形成。「潤くんは本当にやりやすい選手。今日はコンビネーションはあまりなかったですが、またチャンスがくる」と唐山。U-19日本代表候補としては自身初の練習試合だったが、同じく“02ジャパン”のMF成岡輝瑠(清水ユース)との連携からゴールに迫るチャンスも創出した。

 16歳345日でJリーグ最年少ハットトリック記録を保持するガンバ生え抜きのゴールゲッターは今季、8月12日のルヴァンカップ湘南戦でトップチームデビューを飾り、いきなりの2ゴール。11月11日の神戸戦でJ1デビューを飾ると、終盤戦の7試合に出場した。

 今季J3リーグでは10得点を挙げたが、J1の舞台では惜しくもチャンスを仕留め切れず。「J1という先入観と、ここで決めたらヒーローになれるという気持ちが強すぎて外しちゃったなと思う」と振り返りつつ、「いつも通りの気持ちで、一点決まったらそこからは入ると思います」と闘志を燃やした。

 18年のU-16アジア選手権では得点ランクトップタイの5得点を挙げ、U-17W杯の出場権獲得に大きく貢献した。本大会では無得点に終わった悔しさを胸に、「U-17W杯で点を取れなかったので、そのリベンジの大会」と位置付けるU-20W杯を見据え、ゴールを積み上げることで存在価値を証明していく。

(取材・文 佐藤亜希子)

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