[3.26 U-24日本代表 0-1 U-24アルゼンチン代表 東京ス]

　U-24日本代表でMF久保建英(ヘタフェ)とMF三笘薫(川崎F)が初共演したが、期待されたような活躍、コンビネーションは見せられなかった。試合後、MF三好康児(アントワープ)は「相手はボールサイドに人数をかけてきていた。自分たちが攻め上げるときの帰陣も速かったので、その分、逆サイドが空いていた。幅を使うことができれば、もっと相手を広げてチャンスを作れた」と前半に感じた修正点を挙げた。

　2列目は右から三好、久保、三笘が並んだ。Jリーグで台頭した三笘に注目が集まったが、自慢のドリブルは人数をかけたアルゼンチンの守備に阻まれ、決定機は創出できなかった。チームとしても三笘の良さを生かせず、三好は「今日みたいに薫のサイドであれだけ人数をかけられるとそこを崩していくのは難しいし、効果的ではないと思う」と課題を口にした。

「薫の特長はこのチームの強みなので、そこを狙っていくのはいいと思うんですが、もっと広く(幅を)取らせることで、薫がもっとフリーな状態で1対1だったら確実に勝てますし、全体として幅を使うところは早めに共有できればよかった」

「薫と(旗手)怜央は川崎で狭い中でも崩していく自信は持っていたと思いますが、このレベルというか、南米の選手だったり、これだけ帰陣が速い中だとそこを崩していくのは難しい。試合の中でも感じないといけないし、自分も伝えないといけなかったという反省もある」。後半途中からは改善し、敗戦の中にも収穫はあった。中2日の再戦へ、「全員が試合の流れを読みながら、それを伝えながら出来たら、もっと全員の特長も出せる」と雪辱を誓う。