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中2日での再戦に臨むU-24日本代表…横内監督「コロンビア戦よりも成長」、2試合目は「勝利をお届けできれば」

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U-24日本代表を率いる横内昭展監督

 U-24日本代表の横内昭展監督は28日、翌29日に行われる「SAISON CARD CUP 2021」U-24アルゼンチン戦の公式会見に出席した。

 26日に行われた1試合目(●0-1)から中2日で行われる2試合目。東京から北九州への移動もあり、「現時点でコンディションのところで少しバラつきがある」というチーム状態。2試合目に向けてのメンバー編成、システムについては「練習直前まで、明日のことを含めて考えたい。システムを気にされていますが、そこも含めて考えていきたいと思う」と話すに留めた。

 1試合目ではフィジカル面で勝るアルゼンチン相手に後手に回る場面も目立った。「南米のチームと対戦するのは初めてではない。予測はしていた」と語る指揮官は、「うまくいった選手もいれば、少しうまくいかなかった選手もいる」と話しつつ、「チーム全体で見ても、球際のデュエルの部分はデータ的には勝率は五分五分。皆さんがどう感じられたかは分からないが、僕はかなり劣っているとは思っていない。勝っていたとは言いませんが、戦ってくれたと思う」と続けている。

 そして、選手の確かな成長も感じている。19年11月のコロンビア戦では、試合中の修正ができずに0-2の完封負けを喫した。しかし、アルゼンチン戦では修正を施して、特に後半は盛り返す場面も作り出した。

「20分過ぎに先制されたけど、そこから崩れることはなかった。もう一回立て直し、ピッチ内でコミュニケーションを取りながら、プレー中も声を出し、ハーフタイムにも選手たちで話をして修正していた。そういうところはコロンビア戦よりも成長して、選手たちはやってくれたと思う。チームがバラバラになることはなかった」

 また、試合翌日の練習では、1試合目でフル出場したMF久保建英(ヘタフェ)が足を気にする場面もあり、横内監督は「昨日の時点で少し張りがあった」と説明。しかし、「今朝の状態をチェックしたけど、ずいぶん回復している。もちろん戦力の一人として考えている」と答えている。

 中2日での再戦。求められるものは勝利だ。「東京で試合をして0-1で負けて課題も見えたし、良かった局面もあった。それをひっくるめて明日の試合に向けて良い準備をし、明日は勝利というものを皆さんにお届けできればと思います」。“リベンジ”に向けて調整を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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