beacon

U-24日本代表の主将は…森保監督「そこを基本として考えたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF吉田麻也とMF中山雄太

 A代表とU-24日本代表を兼任する森保一監督が20日、メンバー発表会見に出席した。U-24日本代表は6月5日にガーナ(ベスト電器スタジアム)、12日にジャマイカ(豊田スタジアム)と国際親善試合を行う。今回のU-24日本代表の活動からDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)の3選手がオーバーエイジとして合流。森保監督は、同チームのキャプテンを吉田が務めることを「基本として考えていきたい」と明かした。

 森保監督が東京五輪世代のチームを率いて以降、基本としてキャプテンはMF中山雄太(ズウォレ)が務めてきた。誰もが認めるキャプテンは「僕は大きく声を出してまとめるタイプではない。仲間が自分の背中を見て、何か感じ取ってもらえればというタイプ」と自身を分析。だが、プレーや態度だけでなく、19年12月の活動では選手ミーティングを主導で開き、その後の活動でもピッチ上でチームメイトと積極的にコミュニケーションを深めるなど、“先頭に立つ男”としてチームをまとめてきた。

 しかし、今回の活動からA代表のキャプテンを務める吉田がオーバーエイジとして合流。森保監督も「A代表のキャプテンも加わるので、(キャプテンは)そこを基本として考えていきたい」と吉田にキャプテンマークを託す意向を示す。そして、中山についても言及。

「これまで、U-24の活動では中山雄太がキャプテンとして頑張ってくれていた。最終的に(五輪メンバーに入るか)決めていないが、中心としてチームを支え、まとめる役割を担ってもらいたい」

 これまでチームの先頭に立ってきた中山も、五輪本大会のメンバーに選出される保証はされていない。指揮官も「(今回の活動は)選考の場であるので、(五輪メンバーに)選ばれるために、これまで積み上げてきたものをすべて6月の活動で発揮してもらいたい」と発破をかけた。

(取材・文 折戸岳彦)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP