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“川口塾”に入塾したのはMF田中碧!? 練習場に最後まで残り、レベルアップを図るGK陣

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川口能活GKコーチから説明を受けるMF田中碧(デュッセルドルフ)

 3人はライバルであり、仲間。仲間であり、ライバルだ。事前合宿3日目を行ったU-24日本代表のGK陣は、この日も最後までグラウンドで汗を流した。

 東京五輪メンバーに選出されたGK大迫敬介(広島)とGK谷晃生(湘南)。そして、バックアップメンバーから“昇格”し、五輪出場の可能性を広げたGK鈴木彩艶(浦和)の3人が一つのポジションを争っている。川口能活GKコーチの下、切磋琢磨している3選手は、全体練習終了後にも必ずと言っていいほど、自主練習を行っている。

 まずはフィールドプレーヤーが行う居残りのシュート練習でゴールマウスに入り、鋭いシュートを弾き出す。そして、フィールドプレーヤーが引き上げると、その後は自身のスキルアップに臨む。

 この日は川口GKコーチがクロスの供給役となり、パンチングの練習。3人が必死にボールを弾き出す姿を見る川口GKコーチからも指示が飛んだ。「ラスト1本」と声がかかったプレーで納得のいかない処理をした選手は、「もう一度お願いします」と志願。最後には全員が納得いくパンチングでのクリアを見せて練習を終えた。

 このトレーニングをゴール裏で見つめていたのがMF田中碧(デュッセルドルフ)だ。3人がパンチングをしてボールを遠くへ弾き出す姿に関心したようで、練習後にはパンチングの仕方を川口GKコーチや3選手に聞き、盛り上がっている姿があった。

(取材・文 折戸岳彦)
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