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[戦評]日本は目指すサッカーができていた(日本女子vs韓国女子)

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[2.21 08年東アジア女子選手権 日本2-0韓国 重慶]

田村修一の「視点」

 立ち上がりから日本がペース握り、全体を通して日本が目指すサッカーができていた。積極的にプレスを掛け、奪い、早い切り替えしで韓国を圧倒していた。
 前半20分過ぎから足が止まってしまい、韓国に攻め込まれ、ロングボールを蹴り返すだけになった場面もあったが、後半からは再びペースを取り戻し、危なげない試合運びをした。
 日本の良さが出た試合だった。北朝鮮戦に比べポジションのバランスが良くなった。守備も安定し、攻撃陣も積極的だった。
 特に、MF澤穂希、MF加藤與惠(旧姓、酒井)のボランチが良かった。
 澤は守備、攻撃ともに要となり、スーパーな動きで、まさにチームの中心となっていた。
 加藤は攻撃力やスピードなどはないが、判断力に優れていた。プレーの選択の判断、パスの判断にほとんどミスがなく、攻撃の起点となっていた。
 次の中国戦は力から言えば日本の方が上だろう。日本女子代表初のタイトルが期待できる。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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