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久保建英が五輪本大会での日本史上最速5分55秒弾「狙い通りのプレスができた」

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MF久保建英が2試合連続ゴール

[7.25 東京五輪GL第2節 U-24日本 2-1 U-24メキシコ 埼玉]

 会心の勝利となった。U-24日本代表はグループリーグ第2戦でメキシコと対戦し、2-1で勝利。連勝を達成し、グループ首位に立った。

 MF久保建英が再び輝きを放つ。前半6分、MF堂安律の折り返しを左足で押し込み、ゴールネットを揺らしてみせた。データサイト『opta』によると、前半5分55秒での得点は、日本がオリンピック本大会で決めたゴールの中で最速。2試合連続ゴールは、杉山隆一氏(1964年)と浅野拓磨(2016年)に次いで、史上3人目の快挙となった。

 さらに前半12分に堂安のPKで追加点。終盤は押され気味になり、後半40分に失点を喫するが、そのまま逃げ切りに成功。2-1で連勝を達成した。

 久保は試合後のフラッシュインタビューで先制点を振り返る。「相手のつなぎで少しのミスをしっかり奪って、自分たちが前がかりに攻めればっていう話をしていた。狙い通りの形で、そこで堂安選手が自分のところにボールを出してくれるなって思ったので、走り込んであとは落ち着いて決めるだけでした」と語った。

 初戦・南アフリカ戦からの反省も生かした。日本はメキシコのビルドアップパターンを分析。「GKのオチョア選手だったり、真ん中のロモ選手が下がって、3バックもしくはGK+2人でビルドアップしてくるっていうのは事前に研究していた。南アフリカ戦はプレスがハマらなかったので、そこで自分がアンカーについて、林選手が疲れるけど、追えるところは追ってもらって、コースを切って攻めていこうっていう形にしました」と正確に振り返る。

「それは、吉田選手、田中選手含め、うしろの選手に言われていたことで、自分は彼らの言う通り、狙い通りのプレスができたかなと思います」。チームの結束を感じさせる勝利となった。

 グループリーグは残る一試合、28日のフランス戦のみとなる。久保は「次の試合もしっかり勝って、3戦全勝でグループリーグ突破したいと思います」とシンプルに、力強く意気込んだ。

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