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横浜FCユース先輩後輩マッチアップ「絶対に抜かれたくない」「懐かしさを感じました」

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マッチアップしたDFヴァンイヤーデン・ショーン(右)とMF山崎太新

[4.4 トレーニングマッチ U-20日本代表候補2-2(PK7-6)関東大学選抜]

 マッチアップを楽しんだ。U-20日本代表候補のDFヴァンイヤーデン・ショーン(横浜FC)にとって、関東大学選抜で先発していたMF山崎太新(筑波大2年)は、横浜FCユース時代の1学年先輩。「絶対に抜かれたくないと思った」と意識を十分にして臨んだ相手だった。

 実際に何度かボールを奪い合う場面があったが、「軽く行ったら戻してくれるので」とニヤリ。勝手知ったる先輩を相手に、プロ選手としての意地をみせた。「自分が(トップに)上がったからには上がれなかった人たちより上回らないといけないし、上がれなかった人たちは4年後に追い越す気持ちで大学に行ったと思うので、自分は越されないように、もっと上に行きたいです」。

 山崎も「取られたシーンもあまりなかったけど、抜けたシーンもあまりなかったので、足りないのかなと思いますね」とマッチアップを振り返る。さらに相手には小学生の時からチームメイトだったMF笠柳翼(長崎)がいたことで、「ずっと一緒にやっていたので、懐かしさを感じました」と思い出にふける。

 しかし山崎もかつては、世代別代表で主力をなした選手。U-20ワールドカップメンバー入りも諦めておらず、「アジアカップを見ていて、正直自分だったら出来るなと感じる部分もあった。でも選ばれていないことは事実なので、自分の存在価値を示していきたい」と気合を入れ直した。

(取材・文 児玉幸洋)

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