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持ち味十分!U-17日本代表、名古屋U-18MF杉浦駿吾が筑波大から価値ある“勝ち越し弾”「本当に練習通り」

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MF杉浦駿吾がゴールネットを揺らした

[6.11 練習試合(40分×4) U-17日本代表4-2筑波大]

 U-17日本代表MF杉浦駿吾(名古屋U-18)が、終盤に価値のあるゴールを決めた。

 筑波大との練習試合は、40分ゲームを4本行う形で実施。実質、1、2本目と3、4本目の2試合が行われた。怪我の影響もあって4本目のみの出場となった杉浦だが、積極的にプレーした。すると4本目の36分、MF矢田龍之介(清水ユース)のスルーパスに反応。前に出てきたGKより先に触って、コースに流し込んだ。

 3本目、4本目トータルで2-1とする勝ち越し弾。森山佳郎監督も「練習通り」と絶賛したゴールシーンだった。杉浦も「ゴール前のパスを合わせるところはずっと練習していたので、本当に練習通りという感じでした」と自画自賛する。

 また得点シーンは自陣から戻ったプレーから生まれていた。それもあって「プレーの強度であったりスプリントは自分の武器。点を取れたこともそうですけど、自分の武器を発揮できたことはすごく自信になります」と胸を張った。

 意識を高く保たせてくれる環境にいる。直近で言えば、一学年先輩で先日プロ契約を結んだFW貴田遼河。「努力すれば、自分もああいう風になれる。追いついて追い越せるように」と思わせてくれる先輩だ。

 またトップチームの編成をみてもアカデミー出身者は増えており、来年には現時点で大学経由で2選手の帰還が決まっている。「先輩方がアカデミーの価値を上げてきてくれている」と感謝する杉浦も、「自分も代表活動を通して、アカデミーの価値を上げたい」と鼻息を荒くする。

「こういう選手になりたいという憧れは特になくて、杉浦駿吾という一人の選手を確立できるように意識している。自分なりのストロングポイントを磨いて、貴田選手とトップチームで2トップが組めるような選手になっていきたいと思います」

 ただ今は、17日に初戦を迎えるU17アジアカップだけに集中する。「アジアチャンピオンになってワールドカップに行くことはチームの目標としてある」と気を引き締めると、「そのためにどれだけ自分の特長を出して貢献できるか。楽しみでもあるので、持ち味を出して、個人としてもいい結果を残せるように頑張りたい」と意欲的に話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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