目指すは1得点2アシスト!? 矢田龍之介(清水ユース)は次戦で借りを返す!
AFC U17アジアカップの第3戦に向け、森山佳郎監督は一人の男に向かってこう言った。
「パスで2アシストして、ミドルで1点。そのくらいやってくれるな?」
たまたま監督取材の時に近くにいたばかりにそんなミッションを課せられたMF矢田龍之介(清水ユース)は苦笑を浮かべるほかなかったが、意欲は十二分だ。
「第1戦が終わったあとにお腹を壊してしまって、試合に向けた練習でも途中から外されて本当に悔しかった」(矢田)
本人が思っていた以上に体が消耗していた結果だったのかもしれないが、第2戦をひたすら歯がゆい思いでピッチの外から見つめることになってしまった。それだけに、この第3戦への思いは人一倍だ。
「前回の試合に出られなかった分までここで爆発して、結果にこだわりながら、しっかりゲームを作っていきたい」
そう語るように、矢田の特長はパスでボールを動かしながらゴールへも絡んでいくプレー。ただ、対U-17インド代表という視点から、矢田はそうした特長とは異なる部分をポイントとして挙げる。
「(インドは)中へ中へとボールを入れてくる。そこで自分の課題であるどれだけそこで潰せるかが問われる試合になると思う」
相手の攻撃を読みつつ、最後はコンタクトプレーで打ち克ってボールを奪い取る。その上で、守から攻への切り替えで素早い展開も見せていきたい考えだ。
北海道育ちということもあって「寒さのほうが得意」という矢田は、第1戦ではタイ特有の暑さに対して苦戦を強いられた。ただ、この点も心配ないと言う。
「汗がめっちゃ出るのに湿度のせいで全然蒸発しないんです。マジでつらかったんですけど、もう慣れてきたので次は大丈夫」
その上で、ボールを動かしながら自分の個性を出していくことをイメージする。
「相手を横に揺さぶるゲームメイクをしながら、チャンスがあれば前に出てアシストをしたり、ミドルシュートを決め切りたい。あとは課題の守備もしっかりやり切りたい」
体調を崩してしまって味わった悔しい思いを晴らす手段は試合でのパフォーマンスだけ。清水が誇る中盤の司令塔には、指揮官の課したミッション以上の活躍を期待しておきたい。
(取材・文 川端暁彦)
▼関連リンク
AFC U17アジアカップ タイ2023特設ページ
「パスで2アシストして、ミドルで1点。そのくらいやってくれるな?」
たまたま監督取材の時に近くにいたばかりにそんなミッションを課せられたMF矢田龍之介(清水ユース)は苦笑を浮かべるほかなかったが、意欲は十二分だ。
「第1戦が終わったあとにお腹を壊してしまって、試合に向けた練習でも途中から外されて本当に悔しかった」(矢田)
本人が思っていた以上に体が消耗していた結果だったのかもしれないが、第2戦をひたすら歯がゆい思いでピッチの外から見つめることになってしまった。それだけに、この第3戦への思いは人一倍だ。
「前回の試合に出られなかった分までここで爆発して、結果にこだわりながら、しっかりゲームを作っていきたい」
そう語るように、矢田の特長はパスでボールを動かしながらゴールへも絡んでいくプレー。ただ、対U-17インド代表という視点から、矢田はそうした特長とは異なる部分をポイントとして挙げる。
「(インドは)中へ中へとボールを入れてくる。そこで自分の課題であるどれだけそこで潰せるかが問われる試合になると思う」
相手の攻撃を読みつつ、最後はコンタクトプレーで打ち克ってボールを奪い取る。その上で、守から攻への切り替えで素早い展開も見せていきたい考えだ。
北海道育ちということもあって「寒さのほうが得意」という矢田は、第1戦ではタイ特有の暑さに対して苦戦を強いられた。ただ、この点も心配ないと言う。
「汗がめっちゃ出るのに湿度のせいで全然蒸発しないんです。マジでつらかったんですけど、もう慣れてきたので次は大丈夫」
その上で、ボールを動かしながら自分の個性を出していくことをイメージする。
「相手を横に揺さぶるゲームメイクをしながら、チャンスがあれば前に出てアシストをしたり、ミドルシュートを決め切りたい。あとは課題の守備もしっかりやり切りたい」
体調を崩してしまって味わった悔しい思いを晴らす手段は試合でのパフォーマンスだけ。清水が誇る中盤の司令塔には、指揮官の課したミッション以上の活躍を期待しておきたい。
(取材・文 川端暁彦)
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