[8.11 女子W杯準々決勝 日本 1-2 スウェーデン]

　日本女子代表(なでしこジャパン)は女子ワールドカップ準々決勝で敗退が決定した。池田太監督は「選手たちが一試合一試合、日本らしさ、なでしこらしさを見せてくれた」と振り返った。

　グループリーグから怒涛の攻撃力を見せ、4連勝で勝ち進んできたなでしこジャパン。しかし、ベスト4入りを懸けたスウェーデンとの一戦は苦しめられ続けた。前半32分に失点すると、逆になでしこジャパンは前半にシュートを打てず。0-1で後半に折り返すと、後半6分に2失点目を喫する。後半42分にはMF林穂之香が1点を返したが、あと1点が遠かった。

　2011年大会以来となる優勝を目指したが、なでしこジャパンは1-2で終戦した。池田監督は「プレッシャーにかけていくと裏側に走られたり、高さを使われたり、相手のストロングはわかっていた」と悔しさをにじませる。終盤には追い上げムードを作ったが、追いつけず。指揮官は「攻撃の時間をもう少し長く作りたかった。後半は戦う姿勢を見せた。最後まであきらめずに戦ってくれたことを誇りに思う」と選手たちをねぎらった。

　来年にはパリオリンピックも控える。敗戦後、指揮官は「これからのなでしこジャパンも続いてくと話しました」と語る。「いろんな勝負の駆け引き、勝負所、きょうは勝ちに繋げられなかったが、胸を張ってほしい」と締めくくった。

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